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タイトルタイトル: 日本ニュース 第142号
公開日公開日: 1943年(昭和18年)2月24日 ニュース映像について

チャプター

[1]1 チャプター1 軍需生産へ 大御心  01:20
[2]2 チャプター2 昭南神社 鎮座祭  02:41
[3]3 チャプター3 独立へビルマ 比島突進  02:27
[4]4 チャプター4 焼夷弾の威力  01:26

チャプター

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公開日公開日: 1943年(昭和18年)2月24日

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かしこくも天皇陛下には、決戦下軍需品の増産増強をご進言あそばされ、全国の各重要工場に侍従武官を御差遣の旨、御沙汰あらせられました。
この光栄に浴した工場は数多いのでありますが、2月21日には侍従武官、清家陸軍大佐を神奈川県下の一工場に御差遣。つぶさに工業第一線の模様を視察せしめられました。
この手緩めば戦力鈍る、工員らはかしこき聖慮の程を拝して感激もひとしお。いよいよ生産戦に奮励努力、ご奉公の誠をいたし、大御心を安んじ奉らんことを誓ったのであります。

硝煙ようやく収まった昨年の4月、我が国南の門戸、昭南の地を守り鎮めたまえと昭南神社ご造営が企てられました。
その偉業は、現地軍官民の不休の努力によりこの程立派に完成し、2月15日シンガポール陥落1周年の意義深き日を卜(ぼく)して、鎮座祭の御儀がいと厳かに執り行われました。
昭南随一の風光を謳(うた)われる旧マクリッチ貯水池の傍ら、広大な神域はゴム林に囲まれてあくまで神々しく、陸海の将兵、一般邦人ら、神前に額(ぬか)ずいて皇国の弥栄(いやさか)を祈りました。

≪少女≫
「1昨年の12月8日、大東亜戦争が始まると私たちはインドのニューデリーの収容所に抑留され、英国人にいろいろ侮辱を受けましたが、皇軍進むところ必ず勝利あり、兵隊さんたちの尊い血によって占領された名も新たな昭南の地へ、今度交換船で無事帰国できましたことを心からありがたく思っています。今日はシンガポール陥落の1周年記念日です。私たちは今神様の前で、これから一生懸命勉強して強い立派な日本人になりますとお誓いいたします。」

この盛儀に、現地邦人の喜びは大きく、原住民ともども神国の御光遍(あまね)きありがたさを分かち合い、昭南市は慶祝一色に塗りつぶされたのであります。

フィリピンに行政府が成立してからここに1年。この間、我が現地軍官民の指導の下に比島は更生への道を進んできましたが、彼らの努力は報いられて、輝かしい独立の希望は将来に約束されるに至りました。
全比島人はこの高潔な日本の志に尽きぬ感謝の民衆大会を開きましたが、この比島人の決意に応え、田中比島方面陸軍最高指揮官は激励の言葉を与え、なお一層の努力を要望しました。

≪田中静壱中将≫
「思うに、日本を盟主とする日比の親善提携こそは自然の大道であって、論理的帰結なるに関わらず、従来その真旨(しんし)を宣言し、古代史以前のものは実に米英の非道義的劣悪に存するのである。」

この1年に独立を許すとの歴史的東條声明に感激したビルマ人は、去る2月5日からビルマ全土にわたりこの声明を記念し、いよいよ共栄圏建設に協力せんとの感謝の民衆運動を一斉に展開。この日首都ラングーンにあって指導者バーモ長官は、熱弁をふるってビルマ人の一層の奮起を促したのであります。
右か左か、攻防浮沈の瀬戸際にある隣国インドに比べ、東亜建設の理想に目覚めたビルマには早くも独立建国の黎明(れいめい)が輝かしくも訪れようとしているのであります。

大型焼夷弾とはどんなものか、その威力を広く知らせるため2月14日大阪において焼夷弾の実験演習が行われました。
ここに使われた焼夷弾は支那(シナ)前線で押収したアメリカ軍のもので、それぞれ20キロ、50キロの油脂弾および黄燐弾であります。
一見ものすごい威力を発揮すると思われるこの大型焼夷弾も、訓練ある隣組防護団員の消火の前には常備の砂、むしろ、防火用水で立派に消し止められ、尊い実験の結果が得られたのであります。
備えあれば憂いなし、敗戦の面目挽回(ばんかい)策にアメリカが唱える日本本土空襲もたゆまざる防空訓練と必勝の信念の前には全く恐るるに足らないのであります。