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タイトルタイトル: 日本ニュース 第166号
公開日公開日: 1943年(昭和18年)8月11日 ニュース映像について

チャプター

[1]1 チャプター1 ビルマ独立を宣す  07:29
[2]2 チャプター2 米英に宣戦布告  00:59

チャプター

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公開日公開日: 1943年(昭和18年)8月11日

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昭和18年8月1日(いちじつ)、大東亜共栄圏の道義的新国家として、ビルマはその独立を中外に闡明(せんめい)しました。この栄えある独立式典に先立ち、河辺ビルマ方面陸軍最高指揮官はバーモ長官以下に対し、軍政の撤廃布告文を公布しました。
「昭和18年8月1日(いちじつ)をもって、現行政府の施成地域における軍政を撤廃す。昭和18年8月1日(いちじつ)、ビルマ方面陸軍最高指揮官、河辺正三。」
かくて日本側河辺ビルマ方面陸軍最高指揮官以下、ビルマ側バーモ氏以下、車を連ねて独立式場に到着。折からビルマ訪問中のインド独立連盟会長チャンドラ・ボース氏もこの光栄の式典に参列いたしました。午前11時、バーモ氏以下旧独立準備委員会は、厳かに民意による建国議会の成立を宣し、バンヅーラ・ウ・セィン氏は、世界新秩序の創造に輝く第一歩を印す独立宣言を高らかと読み上げたのであります。
「本日ビルマは五十余年に亘る英国の制圧を脱し本然の姿に還った。東亜解放のため戦う日本が敵軍を撃破しビルマに到達するや、全ビルマ民衆は決然起って日本軍と行を共にし東亜のために挺身した。ビルマ民衆の日本に対する感謝は深きものあり。そして日本は肇国の精神を以ってビルマ独立の承認を約束した。今日、完全独立の日を迎ふ。ビルマは日本の道義を永久に忘れる事なく大東亜共栄圏の一員たる事を宣言す。此の宣言はビルマ民衆の総意を顕現し厳守される事を宣言す。」
20分に渡る宣言は終わり、全員起立のうちに荘重なビルマ国歌が吹奏されました。
続いて建国議会はバーモ氏を国家代表に推戴(すいたい)する旨を宣言し、奏楽とともに全員起立。新(音声中断)の国家代表を迎えました。
式場正面壇上、くじゃくを刻んで燦然(さんぜん)たる国家代表の椅子の前において、国民の元老タキン・コゥドマイン氏は、国家代表の宣誓を要請しました。
バーモ国家代表は国是に基づき、ビルマを指導する旨、厳かに誓ったのであります。かくて国是ここに定まり、昨年8月1日(いちじつ)、ビルマはその行政府成立1周年のこの日、建国の大典を滞りなく終わったのであります。引き続いて午後より、新ビルマ国最初の内閣は組織され、タキン・ミヤ副首相以下閣僚15名、タキン・コゥドマイン氏以下17名の枢密院議員の就任式が行われました。またビルマ独立の通電は、枢軸国並びに中立国に発せられ、内外への独立体制はまったく整ったのであります。

英国の圧政下にあって、よくアジア民族の伝統と誇りを守り続け、幾多忍苦の闘争を繰り広げてきたビルマ国民の喜びはいかばかりでありましょう。盟邦ビルマ国が誕生した記念すべきこの日、帝国は直ちにこれを独立国として承認し、午後5時、我が沢田大使とバーモ内閣総理大臣との間に、日緬同盟条約が署名、調印せられました。この条約により帝国とビルマ国は、大東亜戦争完遂、共栄圏建設という大きな共同目的に手を携えて邁進(まいしん)することを固く誓ったのであります。

長き歴史あるビルマ。たとえ近く50年の間、暴戻イギリスに屈服せりとはいえ、ビルマ国民の総意に基づき、今再びここに独立を宣言。ビルマ国は直ちに米英に対し宣戦を布告。バーモ首相の毅然(きぜん)たる声は、ラジオを通じて全世界に放送されました。決戦下、かくのごとき大東亜建設の成果が、如実に示されたることはまことに力強き限りであります。今また比島独立、近きにあるの時、いまだイギリスの圧制に反抗しえぬインドはもとより、敵国に与える影響は甚大なるものがあります。