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タイトルタイトル: 日本ニュース 第167号
公開日公開日: 1943年(昭和18年)8月18日 ニュース映像について

チャプター

[1]1 チャプター1 海軍予備学生採用試験<吾ら斯く戦う逞し銃後>  01:49
[2]2 チャプター2 国民学校の防空演習<吾ら斯く戦う逞し銃後>  02:05
[3]3 チャプター3 郵便局に女子勤労報国隊<吾ら斯く戦う逞し銃後>  01:39
[4]4 チャプター4 増産に励む炭鉱<吾ら斯く戦う逞し銃後>  02:17
[5]5 チャプター5 鮭ます缶詰工場<吾ら斯く戦う逞し銃後>  01:13

チャプター

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公開日公開日: 1943年(昭和18年)8月18日

ニュース映像について

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決戦の大空へ、日頃練りに練った頭脳と体を国に捧(ささ)げるときは今だ。本年度海軍予備学生を志願した高等専門学校卒業以上の学生は、2万数千の多きに達し、その体格検査が全国で行われている。我ら今立たずんば。一人びとりが愛国の熱血に燃えて、この試験場に臨んだのだ。アメリカが躍起となっている学生動員に負けるようなことがあってはならない。我らの後には何百万の後輩が、この固い決意を心に、体を頭脳を鍛えている。今、全学徒の意気は、直ちに戦場に連なっている。
「それで君は先の、この中でも航空機を熱望しているがその理由は?」
「航空決戦のときにおいては、一人でも多くの搭乗員を必要とするとされております。」
「兄弟は何名なんだ。」「三名であります。」
「両親は喜んで志願を許してくれたか。」「はい、喜んで賛成してくれました。」
「終わり。」

僕たち国民学校生徒の覚悟も第一線と同じだ。アメリカが死に物狂いの反攻をやりだした今、その無謀な空襲への備えは良いか。この大きな戦争に直接お役に立てない僕たちは、いざという時、少しでも大人の足手まといにならないよう防空訓練を積んでいる。
「敵機、北方面より襲来」
あ、焼夷弾落下だ。防護班の生徒たちは直ちに消火に駆けつける。
僕たちの学校も私たちの命も自分たちの手で守ろう。僕たち私たちの体も、もうすぐお国の役に立つ大事な体だ。救護法も兵隊さんが手を取って熱心に教えてくださった。小さいながら、僕たちの戦う覚悟はしっかりできている。
「これで大体いいようだがね、もう少しこれを上にするように。わかったね。」
「はい。」

若い女性の意気も決戦に備えて燃え上がる。戦時下、郵便局の整理配達も、女性が戦える職場である。
今、勝ち抜くための仕事はますます増えている。少しでも男に代わって女がやれる職場は私たちの手で守ろう。農村でも都会でも女性の戦場はますます広い。焼けつくような炎天もなんのその。銃後を固める喜びを胸いっぱいにはらませて若い女性は戦っている。
「電報です。」
「中川さん、速達です。」
「はい、ご苦労さん。」

我ら鉱山戦士も全力をあげて生産戦に敢闘を続けている。去る日、藤原サダツチは戦う現場を視察、激励された。あらゆる軍需産業の原動力になる石炭の増産は、一刻も揺るがせにできない。しかも増産は我らの双肩にかかっているのだ。我らの掘り出す一塊(いっかい)の石炭も、弾丸となり、航空機となって、前線へ送られることを思えば、一時も増産の手を休めることはできない。
「皆さん、ご苦労さんでございます。医学報国隊が来ています。気分の悪い方はおいでください。」
学徒報国隊医療班も増産の一翼を担って出動してきた。我々の任務を思って、はるばる山奥まで来てくれた好意に対しては、何と感謝してよいかわからない。国民こぞって奮起の時だ。あらゆる困難を突破して決死で掘り抜こう。

北の新航路を飛び石伝いに、敵の反攻はいよいよ熾烈(しれつ)となってきた。我ら水産戦士もここ北辺の島に、連日濃霧と烈風にさらされ、しかも時には敵襲と戦いながら、ひたすら食糧確保に敢闘する。排気を含んだガスのため、太陽を仰ぐ時間は極めて少ない。しかもこの灰色の職場さえ、前線将兵の辛苦を思えば何事かあろう。ここが今、我らに与えられた決戦場だ。我ら米英撃滅のその日まで、戦って戦って戦い抜くのだ。