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タイトルタイトル: 日本ニュース 第178号
公開日公開日: 1943年(昭和18年)11月2日 ニュース映像について

チャプター

[1]1 チャプター1 天皇陛下行幸 第八十三議会開く  04:00
[2]2 チャプター2 インド仮政府樹立 民衆大会<大東亜共栄譜>  01:18
[3]3 チャプター3 汪主席の激励演説  00:18
[4]4 チャプター4 国府の双十節<大東亜共栄譜>  00:43
[5]5 チャプター5 バルガス氏 初代駐日比大使に<大東亜共栄譜>  00:41
[6]6 チャプター6 断乎たり 我が撃滅陣  03:18

チャプター

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公開日公開日: 1943年(昭和18年)11月2日

ニュース映像について

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戦力の増強を飛躍的に推進せんとする第83臨時議会は、かしこくも天皇陛下の親臨(しんりん)を仰ぎ奉り、10月26日開院式が挙行されました。同日午後、東條首相は衆議院において、施政演説を行いました。
「敵米英はあらゆる危険を冒し、手段を選ばずして反攻の挙に出、戦闘は日に日に熾烈(しれつ)の度を加えておるのであります。今こそ一億国民ことごとくが総員戦闘配置に就き、官民一人ひとりが新しく生まれ変わった気迫をもって、文字通り完勝の一点に総力を集中しなければならん時であります。政府はまず行政運営の決戦下方策といたしまして、農商省、軍需省、運輸通信省の設置を始めといたしまして、行政機構の整備を行い、再びその職員の大幅縮減を図り、また、官庁事務の刷新を図りますとともに、予算を徹底的に単純化することに方針を決定いたしたのであります。今や国内体制の徹底的強化が最も迅速に、また最も力強く、実行されるや否やは、まさに大東亜戦争の成否を決すべきものと考えるのであります。多年、米英蘭の蹂躙(じゅうりん)に任せ、この搾取に苦しんでおりましたる東亜は、今や大東亜のための大東亜となり、道義に基づく新しき世界建設の先駆として、力強く発足いたしておるのであります。この時にあたりインドの志士、スバス・チャンドラ・ボース氏のもとに、憂国のインド人は、祖国解放のために結束して立ち上がり、来る10月21日、インド仮政府の樹立を見るにいたったのであります。今後帝国は、同政府をあくまでも支援し、インドの独立と解放のためには、あらゆる力を致さんとの決意を本議場を通じ、中外に声明しえますることは、我々の誠に喜びとするところであります。」

昭南において活発な活動を続けていたインド独立連盟は10月21日、自由インド仮政府を樹立し、スバス・チャンドラ・ボース氏は主席兼国民軍総司令に就任しました。このインド独立運動史上における歴史的発足を祝するインド民衆大会が、10月24日、昭南市において開催され、ボース氏はインド独立のために、終始深甚なる好意と同情を寄せた帝国の変わらざる支援に対し、心から感謝の意を表明したる後、この帝国の道義的協力に対しては、独立達成の重大責務をあくまで実現することによって報うるのみであると、堂々インド進軍の固き決意を述べました。参集せる国民軍兵士、民衆は、熱狂的歓呼をもってこれに応え、デリー入城のその日まで、一身を捨てて戦い抜かんことを誓ったのであります。

中華民国参戦下、初めて迎う双十節。10月10日、汪主席以下要人参列のもとに、南京において厳粛なる記念式典が挙行されました。

さらに上海でも、市長兼保安司令陳公博氏統監のもとに、軍装凛々(りり)しい中国軍隊の閲兵式が行われました。かつては租界の汚名のもと、米英侵略の拠点も今は昔。中国に還った上海市街を歩武堂々行進する中国陸軍。日華同盟新たに結ばれ、共栄建設に進む中国の前途は明るく、力強いものが宿されております。

約1年5ヶ月の間、行政長官の任にあたり、我が軍政に協力したホルフェ・B・バルガス氏は、今回フィリッピン共和国の初代駐日全権大使に任命され、その宣誓式が10月25日、マラカニアン宮殿において行われました。新駐日大使バルガス氏は、ラウレル大統領に対し、この光栄ある責務の遂行と日比協力関係促進に身命を投げ打つ旨を、宣誓いたしました。

ソロモン方面の航空部隊の反攻とともに、再びアメリカは空母集団の蠢動(しゅんどう)を開始し、近くは南鳥島、大鳥島への来襲を試みる時、これを迎え撃つ我が無敵艨艟(もうどう)、最近の英姿。敵の挑み来る決死総反攻にも、我が布陣ここに厳として揺るぐことなし。
我が北支軍は9月中旬以来、華北地区に巣食って執拗(しつよう)な攪乱(こうらん)工作を繰り返す中共軍に対し、果敢なる掃滅作戦を続行しています。華北平原を南北に走る大興安岳の諸山渓に潜む敵を急追。峻険(しゅんけん)を走破して進撃する我が勇士の労苦は、まさに言語に絶するものがあります。大陸の秋は早く渓流の水は身に染みわたる。山腹の敵を征圧しつつ拠点部落に突入。焦土戦術による破壊しつくされた敵敗退の跡。敵はこの廃墟に地雷を敷設していた。装備著しく低下し、今は手製の地雷による敵必死のゲリラ作戦も、我が怒涛(どとう)の進撃の前には何ら効なく、敵は今や歩一歩と、敗退のふちへ追い込まれているのであります。