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タイトルタイトル: 日本ニュース 第180号
公開日公開日: 1943年(昭和18年)11月17日 ニュース映像について

チャプター

[1]1 チャプター1 中学生の洋上訓練<断乎敵撃滅>  01:12
[2]2 チャプター2 中学生に近代兵器訓練<断乎敵撃滅>  00:56
[3]3 チャプター3 八万学徒空の進軍<断乎敵撃滅>  03:39
[4]4 チャプター4 ブ島沖航空戦の戦果発表<断乎敵撃滅>  01:57
[5]5 チャプター5 千島来襲の米機撃墜<断乎敵撃滅>  01:12
[6]6 チャプター6 雷撃訓練<断乎敵撃滅>  01:35

チャプター

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公開日公開日: 1943年(昭和18年)11月17日

ニュース映像について

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重大なる決戦の風雲まさに至らんとす。我が軍の猛攻により出撃の都度、殲滅(せんめつ)されつつも、執拗(しつよう)なる敵の反攻は止むことを知らず、量を頼んですきあらば反撃せんとする敵の企図、我ら断固粉砕せざるべからず。大阪、兵庫の全中学校生徒代表約1000名は、このほど大阪湾上において、大成丸他、4隻の練習船に分乗。決戦下における海上勤務の実際を、徹底的に体得。敵撃滅の決意を一段と高揚いたしました。

また京都市では近代戦の様相に鑑(かんが)み、若き学徒の科学知識を高め、軍事能力の増進を図るべく、全市の男子中等学生に対し、科学兵器の技術訓練を実施中である。すなわち、同市技術科学館において、隊員指導のもと若き学徒は、今や敵必滅の意気も高らかに、内燃機関、通信、航空機等の実地訓練に全身を打ち込んでいるのであります。

10月14日、東京後楽園運動場に上がる、学徒大空への進軍の雄たけび。祖国の急に、蹶然(けつぜん)起った学徒は、今ぞ大空の決戦場へ。軍需省航空兵器総局長官、遠藤中将、激励の辞を贈る。
「諸君の父、諸君の兄、諸君の叔父、諸君の従兄弟、諸君の先輩、僚友は、目下、未曽有の国難に直面し、強敵米英ならびにその同類を相手に、あるいは南溟に、あるいは北海に、はたまた大陸に力戦健闘、報国の護りについておるのであります。」
《銃後、女学生代表》
「鬼畜米英の死命を制する者は、誠に航空機であります。十億進軍の先兵たる者は、実に搭乗員であります。決戦の大空へ、これこそ若き私たち、異口同音の誓いであります。すでに一億戦闘配置につくべきことはもう(聞き取り不能)ます。私ども女学生のゆくべき道もまた、自ずから明らかであります。私どもは全力を尽くして、銃後女性の生活をいよいよ深め高めつつ、国家の期待に沿うべきをお誓いして、空の進軍にお応えする次第でございます。」
《学徒代表》
「ここに、学徒出陣の聖命を拝し、ただただ感泣、一切を放擲(ほうてき)して、宿敵撃滅に推進せるのを誓い、ますます固きものあり。この決戦の様相は、いよいよ苛烈(かれつ)にして、なかんずく制空権を巡る空の死闘は、まさに凄愴(せいそう)を極めており、今ぞ学徒数十万、剛の空に羽ばたきて、敵を微塵に粉砕。皇国永遠の勝利を確立するの時は至り。思えば我らが積年の研鑽(けんさん)は、実にこの光栄に捧(ささ)げんがためにし、広大無辺なる皇恩に応えし奉り、われをして今日あらしめたる父母の恩に報いるの道、まさにここにあり。さらば我ら、砕骨砕身、雄渾(ゆうこん)なる気迫と強健なる体躯をもって、敵撃滅の大空へ挺身せん、右宣言す。」
折から、学生機の編隊、会場上空に飛来。一身粛然たる会場は歓呼の嵐と化す。新鋭戦闘機「鍾馗」の英姿。続いて、新重爆「呑龍(どんりゅう)」の雄姿。

≪大本営海軍部報道部課長栗原大佐≫
「大本営発表、昭和18年11月9日16時、帝国海軍航空部隊は11月8日朝以来、ブーゲンビル島南方海面において、敵輸送船団ならびに護衛艦隊を猛攻中にして、ただいまのところ判明せる戦果、左のごとし。戦艦3隻、撃沈、巡洋艦2隻、轟沈(ごうちん)、駆逐艦3隻、撃沈、輸送船4隻、撃沈、戦艦1隻、炎上大破、大型巡洋艦3隻以上大破、巡洋艦(もしくは大型駆逐艦)3隻炎上大破、大型輸送船1隻炎上大破、12機以上撃墜。我が方の損害、自爆・未帰還、合計15機。<注>本航空戦を第2次ブーゲンビル島沖航空戦と呼称す。終わり。」

濃霧に紛れてまたも敵機、我が北方基地に襲い来る。死に物狂いの敵機の来襲をがっちり受け止めて、対空砲火が一斉に砲門を開く。
猛爆の後、撃墜された敵機の残がい。敵はたたかれてもたたかれてもやってくる。北方に出没するとともに10月末、敵は我が南方最前線の要衝ラバウルを奪還せんと、有力なる機動部隊を編成し、大挙ブーゲンビル島付近に北上しきたったが、我が見敵必殺の雷撃隊はこれを邀撃(ようげき)、不滅の大戦果を挙げたのである。

見よ、訓練に訓練を重ねる我が雷撃機の雄姿を。かくのごとき凄烈(せいれつ)なる肉迫攻撃があのような大戦果を挙げたのである。我々はこの壮烈極まりなき雷撃隊の雄姿の前に、ただただ感謝の頭を垂れるとともに、さらに固く航空機増産への誓いを固くするものである。