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タイトルタイトル: 日本ニュース 第183号
公開日公開日: 1943年(昭和18年)12月7日 ニュース映像について

チャプター

[1]1 チャプター1 北方航空基地警戒続く<決戦第三年航空決戦>  03:43
[2]2 チャプター2 南海に活躍の新鋭海軍機<決戦第三年航空決戦>  01:05
[3]3 チャプター3 第六次ブ島沖航空戦戦果発表<決戦第三年航空決戦>  03:06
[4]4 チャプター4 ビルマ反攻の連合軍基地を爆撃<決戦第三年航空決戦>  02:59

チャプター

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公開日公開日: 1943年(昭和18年)12月7日

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≪字幕テロップ≫
「決戦第三年 航空決戦 日を追うて 熾烈なり 仰げ荒鷲」

我等(われら)ここに決戦第三年を迎う。開戦以来、皇軍の善謀勇戦、よく大東亜に必勝不敗の体制を確立せり。されば、過去2か年の敗戦にあえぐ米英は膨大なる生産力を頼み、戦史未曽有の消耗も顧みず、北、西、南の三方より遮二無(しゃにむ)の反攻に出づ。分けても皇軍のアッツ玉砕、キスカ転進以来、敵は北方よりする本土爆撃の野望に燃え、虎視眈々(たんたん)その機をうかがうあり。

波荒き北海の果て、黒雲低く乱れ飛ぶ北方第一線基地には、すでに極寒と吹雪が訪れている。我が海の荒鷲たちはエンジンも凍てつく猛烈な烈風と激しい気象の変化を克服しながら、終始黙々として厳然、第一線の護りについているのだ。
万物全て凍てつく荒野に、出動寸前、捕らえた野生の狐とたわむれる勇士たち。南方洋上における相次ぐ戦果をよそに、北方の勇士たちは、隙あらば本土をうかがわんとする執拗(しつよう)な敵機に備え、連日、針のような神経を以(も)て、監視にあるいは哨戒に奮闘を続けている。

猛烈なる南海の太陽のもと、初めて覆面を脱いだ我が海軍新鋭機、苛烈(かれつ)なる航空撃滅戦の連続に、明けては暮れるソロモン方面にその快速を利して敵陣上空に羽ばたく。
思えば一億涙をのんで復讐を誓ったツラギ、ガダルカナル、ムンダの敵航空基地、眼下にあり。我が偵察、索敵の網は密にして漏らさず。

我が重要拠点ラバウル奪還を呼号して、アメリカが挑む不敵極まる機動部隊の進攻作戦も、我が俊敏なる索敵と豪放なる雷撃は、ブーゲンビル島沖にこれを迎え、6度これに痛打を与えた。有力なる「機動部隊北上中なり」との無電に接し、第○次のブーゲンビル島沖航空戦に勇躍出動せんとする我が雷撃隊の勇姿。護国の興廃、我等(われら)が双肩にあり。生還、もとより期せず。敵必殺の決意はその眉宇(びう)にあふれる。強烈無比の我が魚雷。この魚雷が数刻の後、敵艦の腹をぶち貫いたのだ。いざ行け、成功を祈る。かくして未だ戦史に見ざる大戦果を打ち立てた航空戦の火蓋(ひぶた)は切って落とされた。

≪大本営海軍部 矢野報道部長≫
「大本営発表。昭和18年12月5日15時。帝国海軍航空部隊は12月3日夕刻、ブーゲンビル島南方海面において、敵機動部隊を捕捉攻撃し、その戦果を得たり。
航空母艦3隻撃沈、うち2隻轟沈。戦艦もしくは大型巡洋艦1隻撃沈。大型巡洋艦1隻撃沈。戦艦1隻撃破、大破炎上。大型巡洋艦1隻撃破、撃沈おおむね確実。駆逐艦1隻撃破、撃沈おおむね確実。我が方の損害、未帰還10機。
註。本航空戦を『第六次ブーゲンビル島沖航空戦』と呼称す。」

この暴戻なる機動部隊に呼応して、連戦連敗の痛手に懲りず、数で押し切らんとするアメリカは10月から11月にかけて100機、200機の大編隊で我がラバウルに来襲した。好餌(こうじ)ござんなれ。一撃201機撃墜の大記録も含めて、我が不屈の戦闘精神は益々高揚されている。

さらに、ビルマ、インド国境地区、インパール、パレル、シルチアの各基地に一大航空兵力を結集中の米英は、空陸をあげて緬印国境よりの侵入を呼号す。かくて、ビルマ戦線また異常なる緊張裡にあり。東インド、シルチア飛行場に敵新鋭機結集中との報、至る。満を持していた我が陸軍航空部隊は時こそ来れ、この敵断固撃つべしと、雨期明けの緬印国境を舞台に縦横の活動を開始した。
見よ、アラカンの峻険(しゅんけん)をはるか眼下に、白雲縫って爆進する我が大編隊のたくましき羽ばたきを。さらに聞け、轟々(ごうごう)の爆音。我が荒鷲必勝の雄叫びを。今や戦局の鍵はかかって航空戦にあり。この時にあたり、南に北に、またビルマ戦線に、大空を紅に染めて天翔る我が荒鷲の尽忠、また何にか例うべき。決戦第三年。一億国民、今こそ仰げ、我が荒鷲の威武。

(航空戦の様子)