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タイトルタイトル: 日本ニュース 第185号
公開日公開日: 1943年(昭和18年)12月20日 ニュース映像について

チャプター

[1]1 チャプター1 怒江西岸 掃討作戦<戦う前線銃後>  01:32
[2]2 チャプター2 敵襲に備えるラングーン対空陣<戦う前線銃後>  01:44
[3]3 チャプター3 大阪女子防空監視隊<戦う前線銃後>  00:49
[4]4 チャプター4 軍服を縫う女子挺身隊<戦う前線銃後>  01:02
[5]5 チャプター5 女子も機械工へ<戦う前線銃後>  02:18

チャプター

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公開日公開日: 1943年(昭和18年)12月20日

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決戦まさに第三年を迎え、我等(われら)一億は今や前線も銃後も全てを挙げて最後の勝利を目指して戦っている。ここ雲南省怒江沿岸においても、我が前線部隊は敵の執拗(しつよう)なる総反抗の機先を制し、米英の手先に踊る重慶軍制圧に果敢な作戦を展開中である。乾期ようやく迫る高黎貢山脈を縫って、我が部隊は敵の渡河点をことごとく脱し、退路を扼(やく)され、対岸への脱出を焦る敵に対し、奇襲迂回作戦を敢行。一兵もあまさじと今や一大殲滅戦が続行されているのだ。かくて重慶軍の最精鋭、陳誠麾下の第36師もほとんど壊滅的打撃を被り、敵の呼号する反抗企図はここにもろくも挫折した。

敵機だ。11月25日以来12月2日までわずか8日の間に、ラングーン上空に来襲せる敵機のみでも、のべ機数、実に250機。我が熾烈(しれつ)なる対空砲火の集中を受けて、狼狽(ろうばい)のあまりところ構わず爆弾を投下。無辜(むこ)のビルマ国人や学校、病院さえも傷つけて恥じぬ、鬼畜のごとき敵機のふるまいを見よ。この人道を無視せる敵機に、ビルマ国民の敵がい心は今やその極に達している。敵イギリスが誇る木製爆撃機モスキトーの残骸(ざんがい)。健気にもラングーン上空に初陣の姿を見せた、敵の新鋭機もかくのごとし。だが、心せよ国民。南太平洋にビルマに、敵の反抗は年とともにますます熾烈(しれつ)となってゆく。

敵の本土空襲は必至だ。防空の第一線へ、男子に代わって出陣した大阪の女子防空監視隊。女子特有の繊細な神経は立派に役立って、敵機の型、爆音の識別に、電話連絡に好成績をあげている。銃後空の護りの第一線は私たちだ。

この身、今戦場にあり。東京藤倉○○工場に勤労作業を続ける、東京麹町地区の女子挺身(ていしん)隊。この挺身(ていしん)隊には良家の子女も進んで参加した。男のすべてが戦場に血みどろの戦いを繰り返しているとき、我等(われら)銃後女性のなすべきことは何か。愛国の熱情に燃えたぎる日本女性であれば、誰もが進むべき道、それは男子に代わって決戦増産への勤労への道である。

さらに東京神田橋女子機械工補導所では、直接軍需工場に勤労の赤誠を捧(ささ)げんものと、若き乙女たちが油に染まって旋盤やフライス盤にとりつき、工作機械技術の習得に励んでいる。新しい時代が戦争とともにやって来た。こうして新たなる日本の女性美が工場の真っただ中から生まれてくるのだ。

≪教官≫
「…きれいに磨き仕上げる。その後に所定の寸法に、3/8のメジスタをもって穴を開け、さらにハップで3/8のネジをたてる。そして、これをばこの支柱にはめこむ。」

≪教官≫
「それじゃいかん。このように脚を広げてね、こうやって。わかった?」

<女性>
「わかりました。はい。」

敵米英では、すでに1300万の女性が生産に従事している。これに対し、日本女性の覚悟はよいか。前線で父が、兄が、そして弟が、船を、飛行機を送れと叫び続ける声をしっかり胸に、その持てる勤労のすべてを尽くして勝ち抜こうではないか。