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タイトル 日本ニュース 戦後編 第120号
公開日 1948年(昭和23年)4月27日 ニュース映像について

チャプター

[1] チャプター1 全審理終わる -東京裁判-  00:56
[2] チャプター2 六大学リーグ戦始まる 早法第一回戦  01:08
[3] チャプター3 ついに解決 全官公庁スト<時の話題>  00:34
[4] チャプター4 初めて出来た国産タイプ<時の話題>  00:21
[5] チャプター5 聖体行進<時の話題>  00:25
[6] チャプター6 長崎のたこ揚げ<時の話題>  00:30
[7] チャプター7 北海の監視船<時の話題>  00:33
[8] チャプター8 にらみ合い 東宝争議  01:10
[9] チャプター9 カメラ探訪 虫なおしお助け爺さん  01:51

再生テキスト

ワシリーエフ・ソ連検察官が立った4月16日、公判開始以来416回に及ぶ審理は、これらの被告たちをめぐって、戦時中の軍政界の裏面を明るみに出しました。タべナー検事の弁護側への回答を最後として、審理は一切終わりを告げ、東京裁判はここに6月に行われるはずの判決を残すのみとなりました。

春の六大学リーグ戦は、4月18日、神宮球場で早法戦を皮切りに熱戦の火ぶたが切られました。ラッキーセブン、3点リードされた法政の攻撃。ランナーを1塁に置いて田名網は左中間に2塁打、チャンスをつかんで1点を返しました。続くバッター北村、3塁左を抜くヒットを放てば、レフト荒川後逸して2点を追加、同点に追い込み、さらに1点を加え、この回一挙4点をあげ、ついに法政リード。9回の表、早稲田最後の攻撃。1塁のランナー突如盗塁。3塁のランナーホーム殺到。キャッチャーの落球に1点をひろって同点、ついに延長戦。10回、法政のバッター関根、ショート頭上を抜くヒットを放ちましたが、2塁のランナー長谷川スタート遅れ懸命の力走。力走もむなしく、ついに引分けとなりました。

もみにもんだ全官公庁の争議も、4月16日夜、政府、組合の直接交渉でやっと了解点に達し、仮調印を行いました。

《政府側》
それじゃ、これで円満に。はなはだどうも困っちゃったんですけど、まあ・・・。

国産の英文タイプライターがウッド・ペッカー会社で初めて完成。4月14日、東京で発表されました。これは2カ年間にわたる苦心の成果で、研究費に約100万円もかかっています。

横須賀、これはカトリック教徒の人たちです。4月18日、聖体を先頭に内外人カトリック教徒2,000人が市内を行進。終戦後初めてのことです。

4月18日、長崎3大名物の一つたこ合戦。ビードロというものをつけて相手のたこを落とすのですが、いくつになってもやめられない人もあって、にぎやかでした。

北海道では盛んにニシンが水揚げされていますが、それでも今年は不漁だということです。この少ないニシンを沖から直接ヤミへ流す船があるので、増毛港外では監視船が摘発に乗り出しました。

東宝のクビ切りは重大な文化問題だとして、4月14日、伊藤日映演委員長らが国会文化委員会に陳情。会社側渡辺社長も・・・。

《記者》
なんとかですね、クビ切りをしないで赤字を克服するという方法はないものでしょうか。
《渡辺社長》
絶対にありません。
《記者》
今後の作品についてですね、社長としてどういうふうにお考えですか。
《渡辺社長》
新東宝の『大江戸の鬼』とか、『愛よ星と共に』とか、あるいは東宝撮影所の『新馬鹿時代』、こういう芸術的、大衆の好むもの、両方をみあわせて適当な作品を作っていく。こういうことにしたいと。

これに対し撮影所では、クビを切られたキャメラマンの宮島義勇(よしお)氏をはじめ、すぐれた映画をと相変わらず撮影を続行。ストでもなく生産管理でもない銀幕争議は、ファンの気をもませながらどうやら長引きそうです。

千葉県市川市の自称お助け爺さんという老人、子供の寝小便などはたちまち治すといいます。

《記者》
お爺さんのところでねいちばんよく効くのは何?
《お助け爺さん》
寝小便と虫きりだな。どこでも治らない寝小便と虫きりが、たった1回で100%必ず治るのだからな、本当にノーベル賞の資格があると思うよ。
《記者》
本当に治る?
《お助け爺さん》
本当に治るさ。
《記者》
本当かね。
《お助け爺さん》
本当よ。

毎日こんなぐあいに、子供連れの善男善女が、虫と寝小便をとめてもらいに来ます。

この爺さん、月20万円の広告代を使って神通力を宣伝。誇大広告と、あんまの営業法違反の疑いで、4月15日、警視庁に呼び出されました。月40万円儲けているという爺さんは、いやこれは人助けである、とがんばっています。

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