英会話タイムトライアル

メッセージ

Steve Soresi

Steve Soresi スティーブ・ソレイシィ

「頭の体操」というと、パズルゲームなどを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、ことばを話したり、書いたりすることもとてもいい「頭の体操」になりますよね。

先日、アメリカでPUSH TO SLOW. と書いてあるサインプレートを見て、ちょっとした衝撃を受けました。というのも、僕の頭の中のslow は、slow cars(ゆっくりな車)やGo slow.(ゆっくり行ってください)のように、形容詞か副詞として使われることがほとんどだからです。動詞として使うのは、Slow down.(スピードを落としてください)と言うときしか思いつきません。でもこのサインは、「このボタンを押すと回転ドアがゆっくり回る(ので、慌てて歩く必要はない)」ことを、驚くほど単純明快に伝えています。

頭脳明せきな人ほど型どおりの正確なことば遣いをすると思っている方も多いようですが、そんなことはありません。エミリー・ディキンソンの句読点の打ち方、アーネスト・ヘミングウェイのシンプルな文体、俳句や短歌のことばの意外性。私たちが文学を愛するのは、作家それぞれのことば遣いの妙味に引き込まれるからではないでしょうか。それなのに、英語の勉強になると、とたんに「唯一の正解」を求めてしまうのはもったいないことです。もちろん守るべき基本はありますが、コミュニケーションにおいては、言いたいことを表現する方法はたくさんあるのです。

今月は夏の特別トレーニングとして、ふだんとは少し違う特別な10秒チャレンジや、往復数の多い対話カラオケで、脳をフル回転させていきます。頭を柔軟にして、自分なりの英語で表現してみてくださいね!






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