まいにちロシア語(入門編)

メッセージ

Олег Высочин

Олег Высочин オレーグ・ヴィソーチン

千里の道も一歩から

私は、幼い頃のある出来事を今でもはっきり覚えています。テレビが各家庭に普及し始めたとき、みんながその前に群がりました。そして子ども向けの番組で、男の子の手紙が読み上げられていました。「僕は毎日学校に通うのが苦手です。テレビで先生の説明を聞いて勉強すれば学校に通わなくても卒業できますか?」。それが男の子からの質問でした。番組の出演者は「もちろんできます。でも、君は自分の卒業証書をテレビで見ることになりますよ」と冗談で答えていました。

時代は変わって、今やテレビやラジオ、インターネットで外国語を勉強するのは当たり前のこととなりました。家にいたままテレビの学習番組を見るだけで大学を卒業し、卒業証書を手に入れることもできます。

私は最初ロシアで日本語を、今は日本でロシア語を教え、ほぼ30年にわたって語学の教師をしています。でも、生徒の顔を見ずにラジオで教えるのは初めてのことです。そこで、私が特に気をつけたいことがあります。

私たちはロシア語の勉強という道を歩み始めますが、どうかこの道が皆さんにとって辛い道にならないようにしたいのです。「ロシア語はちょっと難しいけど、楽しい。必ず学習し続けます」と、このような気持ちを持ってくれれば、先生にとっていちばんの励みになるものです。どうか、ロシア語の勉強を好きになってください。

この講座では、「今日の会話」という簡単な会話を教材にしていきますが、そこに毎回登場するのはロシア人の夫婦です。一口に夫婦といってもその暮らしは家庭によってそれぞれ違いますが、いったいどんな夫婦なのでしょうか。日本人の中にもこの夫婦に似たタイプがいるかもしれません。ロシア人夫婦の生活という小さな世界をのぞいてみてください。

今回のロシア語講座には「千里の道も一歩から」という名前をつけました。1回15分の授業を1里と考えれば、授業は全部で72回ですから、私たちは72里の道を一緒に歩くということになります。ロシア語の「千里の道」も一歩から始まります。
それでは、この道を歩み始めましょう。

NHKゴガク

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