• 大乗仏教と小乗仏教の対立を乗り越えた法華経0:00

    大乗仏教と小乗仏教の対立を乗り越えた法華経

    釈尊亡き後、旧来の部派仏教(小乗仏教)は釈迦を神格化し、出家者だけが覚りを得られると限定。一方で、大乗仏教は全ての人が覚りを得られると説いた。「法華経」はその対立を乗り越え、全ての人の救済を目指した。

  • 法華経が説くたとえ話「長者窮子(ぐうじ)の譬(たと)え」1:08

    法華経が説くたとえ話「長者窮子(ぐうじ)の譬(たと)え」

    法華経で説かれる七つのたとえ話の一つ「長者窮子の譬え」。50年前に行方不明になった息子を待ち続ける資産家は、みすぼらしい男が息子だと気づき雇う。父親は仕事ぶりを見守り、徐々に重要な仕事を与える。

  • 法華経「長者窮子の譬え」求めずして宝物を得る息子2:09

    法華経「長者窮子の譬え」求めずして宝物を得る息子

    父親は自分の財産の管理を任せ、「息子」という愛称をつける。臨終間際に多くの人を集めて実の息子だと紹介し、「私が享受している全てのものを贈る」と宣言。男は「求めずして思いがけない宝物を得た」と驚く。

  • 植木雅俊が法華経に見る仏教の温かみ3:12

    植木雅俊が法華経に見る仏教の温かみ

    法華経の七つの比喩の中で「長者窮子の譬え」が最高傑作だと話す仏教思想研究家・植木雅俊。「ここまで人間を温かく見守るのが仏教なのかと。50年も待って理解させようとする父親=釈迦のまなざしが温かいです」

「すべての命は平等である」法華経が伝える仏教の温かみ

100分de名著

紀元前5〜4世紀ごろがはじまりとされる仏教。釈尊が亡くなると“出家”を重視する旧来の保守派との対立を乗り越える形で、すべての民衆を救うことを目指す「大乗仏教」と呼ばれる革新派が生まれた。その代表的な経典「法華経」のサンスクリット版の原典を「思想書」ととらえ、一宗教書にはとどまらない普遍的なテーマやメッセージを読み解く。今回は譬(たと)え話の一つ「長者窮子の譬え」を紹介する。(100分de名著)

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