ルーブル美術館の至宝、レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」の謎に森村泰昌が挑む
ルーブル美術館の至宝、レオナルド・ダ・ヴィンチ作「モナ・リザ」。ダ・ヴィンチが終生手元に残した作品である。背景も謎、モデルも謎、すべてが謎。美術家・森村泰昌がモナ・リザになりきって謎解きに挑む。
森村泰昌がなりきる!「モナ・リザと同じような手のポーズはしんどい」
一番困ったのが手のポーズ。「もしモナ・リザと同じような手のポーズをすると、奥の肩を前にグッと出さないといけない。顔も前に来るんで、ものすごくしんどいポーズになる」
ダ・ヴィンチの解剖図に注目。表現とは自分自身が自分自身をはらんでいるようなもの
ダ・ヴィンチが描いた解剖図に注目。胎内に宿る赤子の姿。森村はどう謎を解く?「子どもを宿す肉体を持っていると。自分自身が自分自身をはらんでいる感じ。表現とはそういうことなのかという気持ちもありますね」
レオナルド・ダ・ヴィンチのモナ・リザは胎内に子どもを宿している?
「すべての既成の価値観をひっくり返すようなものだと思いましたね。お腹に子どもをはらんだ人のものだったか分かりませんけど、そう言われてみればそうかもしれないと感じさせる部分が秘められてるんですよね」
ルーブル美術館レオナルド・ダ・ヴィンチのモナ・リザの謎に挑む
日曜美術館
世界一有名な絵画《モナ・リザ》、レオナルド・ダ・ヴィンチが10年以上の歳月をかけ、終生手元においた作品。モデルも謎、背景も不思議な世界…まさに謎だらけの作品。美術家の森村泰昌が、モナ・リザに「なりきる」ことで、この絵画の謎を独自の目線でひも解く。(日曜美術館)