哲学者・西田幾多郎による明治のベストセラー「善の研究」
日本を代表する哲学者・西田幾多郎のベストセラー『善の研究』。明治の終わりに「生きるとは何か」を問い、日本独自の哲学を誕生させた。「純粋経験」という概念から道徳や宗教など人生のすべてを考え直している。
リンゴでわかりやすく「純粋経験」とは?
例えば目の前にあるリンゴはどのリンゴとも違う固有のものだが、「赤いリンゴ」という言葉で認識すると、たちまち一般化され概念化されてしまう。その前の“リンゴそのもの”を感じることが「純粋経験」なのである。
若松英輔が語る「大事なのは経験すること」
批評家・若松英輔は語る。「大事なのはじかに経験すること。私たちは意外と経験する時にいろんな眼鏡をつけて世界を見ている。違う人が見れば違うように見ていることを、私たちはもう一度思い出さないといけない」。
哲学者・西田幾多郎が「生きるとは何か」を問うベストセラー
100分de名著
日本を代表する哲学者・西田幾多郎が書いた「善の研究」。デビュー作にして100万部を超えるベストセラー。明治の終わり「生きるとは何か」という人生の問題の根本を探究し続け、日本独自の哲学を誕生させた。西田が着目した「純粋経験」とは?に注目し、現代の生き方につながるヒントを読み解く。(100分de名著)
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