超ときめき宣伝部の小泉遥香、坂井仁香、俳優の那須泰斗が昭和レトロポップスを体感。案内人は数多くのヒット曲を手がけた音楽プロデューサー・西山宏明さん。楽曲は中森明菜「ＤＥＳＩＲＥ－情熱－」（デザイア）。

笑わない、カッコいいアイドルだった中森明菜。実は西山さんは明菜さんのレコーディングディレクターをしていたことがある。「本当に歌姫としてのプロの現場を学ばせてもらったというか。そういう経験があります」

小泉さんの「明菜ちゃんの素顔はどんな感じなんですか？」との質問に「素顔はとてもプロ意識の高い方ですね。例えば用意した曲を歌うとき、いろんな歌い方をするんです。Ａメロはこう、Ｂメロはこういう歌い方って」

「どれがいいって聞くんです。これがいいですってなるとそのコミュニケーションで最初から最後まで止めないで一気に歌う。そんなスタイルのシンガーでしたね。すごい緊張感のある制作現場ではあります」

「デザイア」では髪をばっさりボブカットにし、真っ赤な口紅、現代的な着物で大きなパフォーマンスをした中森明菜。「海外から見た日本の魅力みたいなものをこの曲でパフォーマンスしたような印象があります」

小泉さんが「デザイア」に挑戦後、ボイストレーナー・安倉さやかさんの歌い方レッスン。「この曲は少なくともハッピーではない。てことは喉の引き下げ筋を使ってちょっと暗めの声、カッコいい声で歌っていきます」

安倉さんいわく「やっぱりこの曲はサビがポイント。暗い声で歌っていきますよ」。「まっさかさまに堕ちてデザイア」と小泉さんが歌うと「いい感じ、いい感じ。コントラストも上手にできています」と安倉さんも笑顔。

ここでさらに上級者向けのテクニックが。「恋もダンスダンスダンスダンスほど」とダンスが続く部分。「よーく聞くとこれね、４つとも言ってるニュアンスが全然違うのよ。喜怒哀楽みたいな感じでやってみてもいい」

小泉さんに「嬉しい」「怒る」「泣く」「切ない」などの「ダンス」は要求する安倉さん。最後にこれを秒速切り替えでやらせてみせる。「ムズイ」と悲鳴を上げる小泉さんだけど「うま！いいんじゃない？」と安倉さん。

最後の「バーニングハート」は強いビブラートをかけます。ビブラートが出来ない方には内緒の方法を伝授。「みぞおちを指の腹で押して震わせる。レコーディングでどうしても欲しいとき、やっちゃいます」と安倉さん。

練習を踏まえて小泉さんが「デザイア」を熱唱。坂井さんは「初めて聞きました、あんな長くおはるがビブラートしてるの」。安倉さんも「レッスン中も聞いて一発でやってしまうのでポテンシャルの高さを感じました」