ゴダイゴ「銀河鉄道999」に俳優の那須泰斗が挑戦
超ときめき宣伝部の小泉遥香、坂井仁香、俳優の那須泰斗が昭和レトロポップスを体感。案内人は数多くのヒット曲を手がけた音楽プロデューサー・西山宏明さん。今回の楽曲はゴダイゴ「銀河鉄道999」。
画期的だった人気ロックバンドが歌うアニメ主題歌
西山さんいわく「70年代末、本格派の人気ロックバンドがアニメの主題歌を歌うのは画期的な出来事でした」。若い那須さんも「いろんな人がこの曲カバーされていて、それで『銀河鉄道999』を知ったんですよね」
歌詞の半分以上が英語!ミッキー吉野とタケカワユキヒデが世界標準で作った日本の音楽
歌詞の半分以上が英語なのが特徴。「バークリー音楽大学卒業のミッキー吉野さんが東京外国語大学出身のタケカワユキヒデさんと出会ってバンドを組んだ。英語が堪能で、世界標準で作っていきたいという目標があった」
歌詞が〆切12時間前に届き、わずか12時間で完成した「銀河鉄道999」
「作曲はタケカワユキヒデさん。ものすごく忙しい中に主題歌の話が来た。奈良橋陽子さんの詞が〆切の前日の夜中12時にタケカワさんのところに届いて、12時間でこの曲が生まれたというエピソードがあります」
アニメタイアップの始まりといえる「銀河鉄道999」に俳優・那須泰斗が挑戦
「銀河鉄道999」の世界観とゴダイゴの持つ世界観がぴったりはまったアニメタイアップの始まりといえる曲。那須泰斗さんが挑戦すると、音もずれているし、歌も英語もちょっとぬるっとしてる印象。
今井マサキの歌い方レッスン「最初のポイントは裏拍に乗ること」
ボイストレーナー・今井マサキさんの歌い方レッスン。「最初のポイントは裏拍に乗るということ。基本的には表と裏というビートが常にある。この裏のビートを表現するのがすごく大事で、裏のビートが曲の波を作るの」
オリジナルよりも今っぽく、裏のビートを強調する方法も
オリジナルはゆったり歌っているけど、今っぽく歌うとしたら、ちょっと切りながら裏のビートを強調する方法もある。ただあまり切りすぎてもよくないから、ちょっとだけつなぐいで長めの音符にする箇所も作る。
「銀河鉄道999」裏拍の「ゼ」にアクセントを入れる
「『新しい風に』の『風』ってワードをちょっと強調したいので、裏拍の『ゼ』にアクセントを入れるとカッコ良くなる。そこで1回リズムのスピードが変わり、風が抜けていく」と西山さん。
英語はアクセントの言語・全部の子音をはっきり大げさに歌う
「肝心なのはサビ。英語は基本的に日本語よりも子音がはっきりとした言葉なのね。英語ってのはそもそもがアクセントの言語だから、ひらべったく歌うと通じない。全部の子音をはっきり歌うのをちょっと大げさに」
「ジャーニー」の前の「ア」をはっきり言う
「あと大事なのが最後の『アジャーニートゥザスター』の『ア』をはっきり言ってあげて。『ア』があると『ジャーニー』の高音がそんなに力まない。いきなり『ジャーニー』って言ったらきつくなるでしょ」と今井さん。
ゴダイゴ「銀河鉄道999」を俳優の那須泰斗が熱唱「裏のビートに乗るのが難しい」
以上を踏まえて那須泰斗さんが歌唱。「僕の中ではかみかみで、裏のビートに乗るのが難しかった」と反省する那須さんに「そういうのってトレーニングして培っていくもの。ますます頑張っていきましょう」と今井さん。
ゴダイゴ「銀河鉄道999」の歌い方に俳優・那須泰斗が挑戦!
趣味どきっ!今たのしむ!昭和レトロポップス
今、若者から「エモい」と再評価され、人気が高まる「昭和の歌謡曲」。第4回は、ゴダイゴ「銀河鉄道999」をカラオケで歌いこなす!70年代末、人気ロックバンド・ゴダイゴがアニメの主題歌を歌うのは画期的な出来事で、現在のアニソンブームの源流のひとつ。この曲を歌いこなすには、裏拍と子音のアクセントが欠かせない。その秘訣を詳しく伝授する。(趣味どきっ!今たのしむ!昭和レトロポップス)