西城秀樹「かおりが好きだ」亀井薫「え！こっちの香りかー」藤田智「美容と健康にいいですね」亀井「だから若い女性にいいんですよね、私みたいな」香り豊かなハーブは薬用とスパイスとして暮らしに息づいてきた。

ハーブが大好きという亀井さん、とっておきのハーブティーでおもてなし。西城「ペパーミントですね。ほんと口の中が爽やかになる。夏場は冷やしてもおいしいですね」藤田「リラックスしますね」

フェンネル、ペパーミント、ローズマリー、コモンマロウ。この４種類のハーブを苗から育てていく。葉物野菜の種をまいたスパイダーガーデンの四隅を飾るように植えつける。藤田「今ならいろんな種類が選び放題です」

選テク：ハーブの苗選び。藤田「ペパーミント２種類持ってきました。まず育ちが全然違うじゃないですか。こっちはひょろひょろした感じ。こっちは葉っぱをたどっていくと下までしっかり」

藤田「下葉がしっかりついているほうが土の中の養分や水分が十分にあるということなんですね」わるい苗：ひょろひょろと細長いもの、下葉が少ないもの。栄養が足りていない。よい苗：下のほうまで葉がついている。

厳選テク：苗を鉢植え。藤田「ミントやその他のハーブ類は意外と地下茎や根が広がっていって、いきなりいろんなところに出現するんですよ。それを防ぐために鉢ごとガーデンに埋めるというおもしろいやり方がある」

成育が旺盛なハーブは環境が良いとどんどん増えてしまう。鉢植えにして根の広がりを制限すればちょうどいい大きさで成長を止められる。

土づくり：赤玉土、腐葉土、堆肥を同じ分量で用意。土１ｌあたりに３ｇ、苦土石灰と化成肥料を加え、よく混ぜ合わせる。この土を素焼き鉢に入れる。まず鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れる。目安は底が隠れるくらい。

鉢の半分ほどの高さまで土を入れたら、根を傷めないように苗を植えつける。苗の高さに合わせて土を加えたら、しっかり押さえて定着。四隅に鉢を据えたら、乾燥を防ぐため隙間に土を入れる。最後に水をたっぷりやる。

植えつけから２か月半後の１２月上旬、ローズマリーが元気に育っている。亀井「うわー、ずい分と大きくなってきましたね」草丈３０ｃｍほどになったら収穫できる。必要な分だけハサミで切り取っていこう。

藤田「香り、どうですか？葉っぱの中にはエッセンシャルオイルがあって、葉っぱの表面をこすって手に付けると」亀井「おお、すごくいい香りがしますね」ローズマリーは四季を通じて葉をつけ、豊かな香りを楽しめる。

亀井「フェンネルもこんなに伸びてきて収穫できるんじゃないですか？」藤田「いや、その前に下の葉っぱが」亀井「あら、枯れてる？」藤田「本当に寒くなってくるとフェンネルっていうのは地上部が枯れてくるんです」

フェンネルは地上部が枯れても根は生き続けるので、春には新芽が伸び、再び収穫を楽しめる。こうして何年にもわたり収穫ができる。収穫は株元から切り取る。畑でハーブ、みなさんも香りを楽しみながら育ててみて。

ローズマリー栽培時期：３月中旬～５月上旬、９月上旬～１０月下旬。収穫：通年。フェンネル栽培時期：４月上旬～５月下旬、９月上旬～９月下旬。収穫：６月上旬～１０月下旬、４月上旬～７月下旬。

コモンマロウ栽培時期：３月上旬～５月上旬、９月下旬～１１月上旬。収穫：５月上旬～７月下旬。ペパーミント栽培：４月中旬～５月下旬、４月下旬～７月中旬。収穫：９月上旬～１０月上旬、９月中旬～１０月下旬。