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オープニング
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scene 01「村人」としての“ピンチ”
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「きれいに、きれいに…。慎重(しんちょう)に、慎重に…」。カンガエール部長がぼんさいの手入れをしています。ところが、「ハックション!」とくしゃみをして手元がくるい、枝を切り落としてしまいました。「わしの大事な枝がぁ~」と部長は大ショック。「みんな、人生にはこんな“ピンチ”の連続なんじゃ。このココロ部では、みんなのセンパイ部員コジマくんに、毎回なやましい“ピンチ”がおとずれる。今回は、コジマくんには村人になってもらおう。村の将来(しょうらい)を決める大事な話し合いの場で“ピンチ”にあう。みんなも自分がコジマくんの立場だったらどうするか、理由もいっしょに考えてみてくれ」。

scene 02新しい道路を作るかどうか
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コジマくんは、山間(やまあい)にある小さな村の住人です。今この村は、新しい道路を作るかどうかでゆれています。今日はその大事な話し合いの日。コジマくんが司会を務めます。「みなさん、われわれが住むオオダケ村は山のおくにあります。いちばん近い町は山のふもとにあり、山道をグネグネと走るしかありません。そこで、もっと行き来しやすいように考えられたのが、真っ直ぐな道路です。この道路ができれば、これまでの3分の1の時間で町まで行けてとても便利です。この計画には反対の方々もいらっしゃいます。ですので、反対、賛成、両方の意見をうかがって、道路を作るかどうかを決めたいと思います」。

scene 03世界でもめずらしいキノコの群生地
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「ではまず最初に、農家の松本さん、おねがいします」とコジマくん。松本さんが立ち上がりました。「わたしは今回の計画に反対です。なぜなら、この村一帯は、世界でもきわめてめずらしいヒスイオオダケの群生地だからです。このヒスイオオダケは、夜になって気温が下がるとヒスイのように美しく光りかがやく、とてもめずらしいキノコです。そのかがやく姿(すがた)は、みんなに感動をあたえてきました」と松本さん。「そうだそうだ!」と拍手(はくしゅ)する反対派(は)の人たち。

scene 04大事な自然を守るために「反対」
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松本さんが続けます。「ヒスイオオダケだけじゃありません。この森はわれわれに多くのめぐみをもたらしてくれています。木の実や山菜、生活に欠かせないわき水。そしてその水辺は、子どもたちの絶好の遊び場でもあるんです。この村の宝(たから)である森を失ってもいいんでしょうか」。「そうだそうだ!」。「わたしは断固反対します! 以上!」。「そうだそうだ。はんたーい!」と反対派(は)の人たち。「松本さん、ありがとうございました。それではここでいったん休憩(きゅうけい)にします」とコジマくんが言いました。

scene 05少しぐらい森をけずっても問題ない?
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「大切な森を守る、か。道路はあきらめたほうがいいのかのぅ…」と部長。すると着信音がして、全国のココロ部の部員から意見がとどきます。「道路を1本通すぐらいいいんじゃないの?」。そこで「ちょっとぐらい森をけずったって問題ないか」と部長が言うと、「コジマだよ!」と着信音です。「だめだめ! ヒスイオオダケはきれいな空気のところで育つんだよ。道路ができて排気(はいき)ガスで空気がよごれたらぜんめつしてしまうかもしれないよ」。つづいて「大事な自然を守るため、道路の建設は反対するしかないね」という意見が。すると部長が「建設計画に賛成している人たちの意見は聞かなくていいの?」と言いました。

scene 06くらしも大事なので「賛成」
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賛成の意見を言うのは主婦の井上さんです。「わたしは新しい道路の建設に賛成です。たしかに自然を守ることは大事ですけど、わたしたちのくらしも大事だと思いませんか。村には大きなスーパーがないので、町まで買出しに行くのに往復で3時間もかかるんです。子どもたちを連れて移動するのは本当に大変で…。それから、子どもが急に具合が悪くなったときのことを考えると、町の病院が近いと安心です」と井上さん。これを聞いて、『確かに、病院はいざというときのために近いと安心だなぁ』と思うコジマくん。「ですから一刻(いっこく)も早く道路を作ってほしいと思います」。「いいぞーっ」と賛成派(は)の人たち。

scene 07村を元気にするために「賛成」
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最後は、旅館の館主の加藤さんです。「わたしも、新しい道路の建設に賛成です。うちの旅館にはすばらしい温泉(おんせん)があるんですよ。なのに、お客さんが来ない。それは、この村が不便だからです。この道路ができればたくさんの人が村に来やすくなります。今、オオダケ村は元気がありません。若者(わかもの)は町に出ていく一方だし、井上さんのような子育て世代も少ない。このまま何も手を打たずに村がすたれてしまっていいんでしょうか」。これを聞いて、『やっぱり道路を通したほうがいいかもなぁ…』と考えこむコジマくん。「人が増えれば、村は元気になるんです!」。「オー!」と賛成派(は)の人たち。

scene 08便利さよりも大切なものがあるのでは?
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「それでは意見発表はおしまいです」。コジマくんがそう言ったとき、「ちょっといいかな」と岩谷(いわや)のおじいちゃんが立ち上がりました。岩谷さんは、村でいちばん長くくらしている人です。「みんな、不便だ不便だって言うけど、本当にそうかな。わしの子どものころに比べたら十分便利になった。どこの村だって一つや二つ不便なことはある。かんぺきな村なんてないんだ」。そう言うと岩谷さんは、『森とキノコのふるさと オオダケ村』と書かれたポスターを指さしました。自然豊かな森写真です。「かけがえのないものを手放してまで便利さを求め続ける…。きりがないと思わんか?」。みんなだまってしまいます。

scene 09「コジマさん、あんたはどうなんだ?」
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「そうだ!」。「道路建設はんたーい!」。「村の自然を守れ!」。反対派(は)の人たちが言います。すると加藤さんが、「じゃあ、不便でこまっている人たちを見すてろって言うのか!」と立ち上がりました。「そうだそうだ! 道路建設さんせーい!」と賛成派の人たち。「はんたーい!」、「さんせーい!」と言い争いになり、「みなさん、お静かに、お静かに!」となだめるコジマくん。すると、「コジマさん、あんたはどうなんだ?」と松本さんが言いました。「そうですよ。一体どっちなんです?」と加藤さん。『うーん。自然を守るために道路をあきらめるか、便利なくらしを実現するために道路を作るか…』。なやみ始めるコジマくん。

scene 10さぁ、キミはどう考える?
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「これはピ~ンチ!」と部長。そこへココロ部の部員から着信です。「井上さんは不便なくらしで子育てが大変になっているし、やっぱり道路を作らないと村に未来はないのかもしれない」。「でも、自然は一度こわれてしまったらかんたんに元にはもどらないよ」。そこへ、「コジマだよ!」と着信です。「もうどうすりゃいいの? わからないよ!」とコジマくん。「じゃあキミは、オオダケ村が10年後、100年後、どんなふうになっていてほしい?」と部長に聞かれ、「子どもや孫もみんなが笑顔でくらせる村になっててほしいなぁ」とコジマくん。「そうなるためには、どうしたらいいんじゃろう?」。さぁ、キミはどう考える?

ココロ部!
ぼくらの村の未来
コジマは村人としてピンチに遭遇。自然との共生について考える。村は新しい道路を作るかどうかで揺れている。道路ができると便利になるが大事な自然が破壊されてしまう…。

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