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オープニング
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scene 01今日のテーマ「宝
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怪盗(かいとう)ケッチ!が、お宝(たから)をぬすみにあらわれました。宝箱がおいてある部屋のカギを、チョチョイのチョイッとあけます。「さぁ、お宝をいただくぞ!」と宝箱をあけたケッチ!。すると、中から光が…。「うわー! まぶしい! 一体、どんな宝なんだ」。ワクワクしながら中をのぞくと…、「アレ?」。出てきたのは、ヒロ・ポン。…ということで、今日のテーマは『宝』。

scene 02故事成語「完璧」
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『宝』にまつわる故事成語(こじせいご)、『完璧(かんぺき)』。タクロウくんの部屋に遊びに来た、マサキくん。タクロウくんのプラモデルのコレクションを見て、「すごーい!」と感心しています。「とくに、この赤いスーパーカー。すっごくカッコイイ! 細かいところまできれいにできてるし、キズ一つないや。ねぇねぇ! ちょっとでいいから、かして~!」と、マサキくん。「いいけど…これはぼくの大切な宝ものだから、ぜったいにこわさないでよ!」と、タクロウくん。

scene 03お宝を完璧に守ったマサキくん
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「ヤッホー! ブーンブーン、キキキー!」と遊びはじめた、マサキくん。ところが…“ガッシャーン”と本だなにぶつかり、くずれた本の下じきに! 「マサキくん、だいじょうぶ!?」と、かけよるタクロウくん。「イタタタタ…、ぼくはだいじょうぶ~。そしてこっちも…ほらっ!」。マサキくんの手には、キズ一つない赤いスーパーカーが。「プラモデルも無事(ぶじ)だ。すばらしい!」。これぞまさしく、『完璧』。

scene 04「完璧」のはじまり
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今からおよそ2300年前。中国の“趙(ちょう)”という国の王が、『和氏の璧(かしのへき)』という「宝の玉」を手に入れた。「なんとまぁ、きれいな宝じゃ」と、よろこんでいると、“秦(しん)”という国の王から一通の手紙がとどいた。宝の玉のうわさを聞き、「自分の国の城(しろ)とこうかんしよう」というものだった。秦はとても強い国。ことわると戦争(せんそう)をしかけてくるかもしれない。そこで一人の家来が、秦に交渉(こうしょう)に行くことになった。「もし城が手に入らなければ、宝はキズ一つつけずに持ち帰ります!」。

scene 05キズ一つなく宝がもどってきた
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「ほほう、これが例(れい)の宝の玉か。すごいの~!」。宝を受け取ってよろこぶ秦の王。しかし、王は、城(しろ)とこうかんする気配をまったく見せない。そこで交渉(こうしょう)にきた家来は、王の手から宝をうばい取り、命がけで言った。「宝と城をこうかんする気がないようなので、返してもらいます。もしわたしをつかまえるのであれば、この宝を頭でたたきわります!」。「うっ…やめろ~っ!」。こうして家来は、宝をキズ一つつけることなく趙へ持ち帰ることができた。「宝も無事(ぶじ)だ。すばらしい!」と、趙の王はよろこんだ。

scene 06まったく欠点がないこと
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『完璧』とは、キズ一つない完全(かんぜん)な玉が無事(ぶじ)に帰ってきたことから生まれた言葉。まったく欠点(けってん)がないことや、人からかりた物を無事に返す、という意味がある。ちなみに『完璧』の『璧』は、「壁(かべ)」という字ににているから、まちがえないようにしよう!

scene 07こんな時にも『完璧』
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今日は国語のテスト。「きのう、復習(ふくしゅう)したから、ぜったいに100点とるぞ!」と、マサキくん。「よし。勉強したところが全部出た! でも、しっかり見直ししておこう!」。テストを見直すと、名前を書きわすれているのに気がついた。「今度こそ…これで完璧!」。数日後。「それでは、この前のテストを返します。マサキくん!」。先生によばれ、ドキドキドキ。点数は…、「ヤッター! はじめて100点とったぞ! 宝ものにしよう!」。『授業(じゅぎょう)の復習は完璧。テストの見直しも完璧。だから100点がとれた。』

scene 08ことわざ『宝の持ちぐされ』
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『宝の持ちぐされ』とは、役に立つ物や才能(さいのう)を、利用(りよう)しないでしまっておいたり活用しないでいること。「宝の持ちぐされだね」、とよく言われるているのは、タレントの西村知美さん。「わたしの宝は“資格(しかく)・認定証(にんていしょう)”です。車の免許(めんきょ)から始まって、甲種防火管理者(こうしゅぼうかかんりしゃ)、上級救命技能認定証(じょうきゅうきゅうめいぎのうにんていしょう)、ギフトラッピングコーディネーター、ボディマネージメントコーチプロなど、全部で30個もあるのです!」。

scene 09カッパ捕獲許可証?
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多くの資格(しかく)を持っている西村さんですが、全部役に立っているのでしょうか。「“タイ古式マッサージ免許(めんきょ)”を持っていると、開業できるんですよ! タイ国内のみですけど。日本では役に立たないんですけどね」。そして、すぐに役立つと思って取ったものの、なかなか役に立たないのが、“カッパ捕獲許可証(ほかくきょかしょう)”。「実際(じっさい)にカッパさえ出てきてくれれば、持ちぐされにはならないんですけどねぇ…」。

scene 10いつかは役に立つ『宝』
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西村さんが資格(しかく)を取るようになったのは、自分をみがき、自分に自信(じしん)をつけるため。今はまだ役に立っていないものもありますが、どの資格も、努力して手に入れた大切な宝ものです。「自分の世界を広げるためにも、いろいろなことに挑戦(ちょうせん)することは大事。それに勉強したことに、むだなものはない、とつねに思っています。今は『宝の持ちぐされ』に見えても、いつかは役に立つとしんじて挑戦するというのは、いいことだと思います」。

scene 11「宝」のことわざ仲間
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(1)『時は金(かね)なり』――時間は、お金と同じように大切なもの。だから、時間を無駄(むだ)にすごしてはいけない、という意味のことわざ。(2)『沈黙(ちんもく)は金(きん)』――「沈黙は金、雄弁(ゆうべん)は銀」ともいいます。金は銀より高価(こうか)な宝。時にはだまって何も話さないでいるほうが、たくさん話すよりよい、という意味。使い方:目立ちたがり屋でおしゃべりのケンタくんが急にだまった。すると、みんなが大注目! まさに「沈黙は金」だ。

scene 12短歌
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『金色(こんじき)の ちひさき鳥のかたちして 銀杏(いちょう)ちるなり 夕日の岡(おか)に』。これは、明治時代に与謝野晶子(よさの・あきこ)がよんだ歌です。夕暮れの丘(おか)。黄色に色づいたイチョウの葉を小さな鳥にたとえ、そのちりゆく情景(じょうけい)をうたったものといわれています。

scene 13日本語いろいろ
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今からおよそ1000年前の平安時代。貴族(きぞく)とよばれた人たちが使っていた『をかし』という言葉の意味を、いっしょに考えてみましょう。『蛍(ほたる)の多く飛(と)びちがひたる、また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行(ゆ)くも、をかし』。『雁(かり)などの列(つら)ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし』。ちなみに、「いと」とは「とても」という意味です。貴族の人たちが使っていた『をかし』の意味、わかりましたか。〔いずれも『枕草子』より〕

scene 14『をかし』を今の言葉に直すと
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二つの文を現代(げんだい)の言葉にします。『蛍(ほたる)がたくさんとびかっている。また、ほんの一つ二つ、ほのかに光っているのもきれいでいいね~』。『雁(かり)などがつらなってとんでいるのが、とても小さく見えるのは、とっても風流でいいね~』。『をかし』には、「きれい」や「風流だ」という意味があるのです。両方とも、「『いいね~』としみじみ感じる気持ち」からうまれました。ほかにも「すばらしい」や「うつくしい」など、「をかし」にはたくさんの意味がありますが、すべて、「『いいね~』としみじみ感じる気持ち」につながっています。

scene 15こんな時にも『をかし』
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(1)「桐(きり)の木の花、紫(むらさき)に咲(さ)きたるは、なほをかしきに」『枕草子』より…桐の木の花は紫色にさいているのが、やっぱりすばらしくていいね~。(2)「をかしの御髪(みぐし)や」『源氏物語』より…黒いかみの毛が、うつくしくていいね~。『をかし』のように、貴族(きぞく)が使っていた言葉で、たくさんの意味を持つものはほかにもあります。「あはれ」「めづらし」「なつかし」「うるさし」など、どんな意味なのか、調べてみてください。

ひょうたんからコトバ
先人が考える「宝」とは?宝をめぐる言葉を学ぶ。例)・宝の持ちぐされ・完璧・「をかし」

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