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オープニング
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(オープニングテーマ)

scene 01身近な植物をテーマに
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みなさんは「環境(かんきょう)カウンセラー」を知っていますか。国がみとめる専門家(せんもんか)で、環境のことをいろいろ教えてくれる人たちのことです。今日は、環境カウンセラーのみなさんがどんな活動をしているのか見ていきましょう。石井誠治(いしい・せいじ)さんは、長いあいだ造園(ぞうえん)の会社につとめ、多くの植物を世話してきた人です。その植物の知識(ちしき)が見こまれ、10年ほど前から、区役所などの依頼(いらい)で都会の植物をテーマにした野外講座(こうざ)を開くようになりました。

scene 02サザンカの花、マツの種
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この日、最初に石井さんが足を止めたのは、生垣(いけがき)にさくサザンカの花。「実はこれ、お茶です。これが山に行って『山のお茶』と書いたら…。そう、山茶花(さざんか)。お茶とサザンカはほとんど同じグループなんです」。次に石井さんが足をとめたのが、アカマツの木の下。石井さんが拾い上げたのは、マツの種。黒い種にはうすい羽根がついています。種はこの羽根で風をとらえ、遠くに飛ぼうとします。「こうやって風に乗って高いところから、親から遠くへ飛ぶ。これがマツの戦略(せんりゃく)です」(石井さん)。

scene 03ポプラの葉っぱの工夫
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ポプラの葉っぱにも、生きるための工夫があります。上から見ると、じくの太さは1mm、横から見ると3mm。このような形になっているのには理由があります。「じくが平たいんです。じくが平たいということは、上下にはふれず、水平にはふれる。こうやって左右に首をふれば、下の葉っぱにも日が当たる。上と下になっていても、わりと均等(きんとう)にうまく陽が当たりやすい」(石井さん)。ポプラのじくの形は、葉っぱ同士が重なるのをふせぎ、少しでも光合成をするための工夫でした。

scene 04一本の木からの広がり
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参加した人に感想を聞いてみました。「一つひとつの木に興味(きょうみ)を持つようになりました」(男性)。「立ち止って見るそこら辺のすべてのものが、不思議なことばっかりで楽しい」(女性)。たい平さんも「都会の中の木の見え方、見方がかなり変わりました」といいます。「木って、一本あると、そのまわりに草が生えてくる。虫がやってくる。虫を食べに鳥がくる。そういうふうにだんだん生態系(せいたいけい)が広がっていくものなんですね。そこにいろいろびみょうな関係ができてきて、それが実におもしろい」(石井さん)。

scene 05水の大切さを教える活動
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茨城県のほぼ中央にある笠間(かさま)市。今日、小学校で環境についての特別授業(じゅぎょう)が行われます。先生は中村恵美子(えみこ)さん。中村さんは10年ほど前から、子どもたちに水の大切さを教える活動を始めました。きっかけは、地元にある霞ヶ浦(かすみがうら)のよごれを目の当たりにしたこと。日本で二番目に大きなこの湖は、生活排水(はいすい)などによって水質汚染(すいしつおせん)が進み、環境省(しょう)の調査(ちょうさ)で、よごれた湖としてつねに上位に入っています。

scene 06生活排水と湖
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この授業(じゅぎょう)は、霞ヶ浦がどうしてよごれてしまうのかを子どもたちに考えてもらうものです。生活排水(はいすい)が湖をどのようによごしていくのか、実験します。水を入れた洗面器(せんめんき)を霞ヶ浦にたとえます。その水に、みそしる、ドレッシング、焼き肉のたれなどをまぜて、よごれがどうなるのかをたしかめます。続いて洗剤(せんざい)を入れ、食器をあらうところを再現(さいげん)します。みんなは、家庭から流れる水が霞ヶ浦をよごしていることを実感しました。

scene 07会社の環境問題にアドバイス
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次にたい平さんがたずねたのは、会社の環境問題について相談にのるカウンセラーです。小林料(おさむ)さんは、電力会社の環境部門で省エネやゴミの減量(げんりょう)などに取り組んできました。その経験(けいけん)を生かし、アドバイスをしています。今日おとずれたのは、無線機などの販売(はんばい)やレンタルをする会社。この会社では精密(せいみつ)機器の梱包(こんぽう)材や商品を入れるダンボールが大量のゴミとなっていました。小林さんは、こういったゴミをへらしていくことが大切なのだとアドバイスしてきました。

scene 08使えるものは全部リサイクル
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社員の増田知美(ますだ・ともみ)さんは、環境問題に取り組む責任者(せきにんしゃ)となり、小林さんのアドバイスを受けて、さまざまな取り組みをしてきました。キャッチフレーズは、『すてずに使いまわす!』こと。商品といっしょにダンボールに入れられるクッション。その中身に使われているのは、今まではゴミとしてすてるしかなかった紙。これを細かくして、クッション材として再利用(さいりよう)したのです。きざんだ紙を入れてクッションにするふくろも、リサイクル。「使えるものは全部使います」(増田さん)。

scene 09すてられるものを生まれ変わらせる
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次に増田さんが取り出したのは、この会社が特注で作った「グリーンボックス」とよばれる箱。使えなくなってもリサイクルできるように紙で作られ、中には無線機がすっぽり入ります。このグリーンボックスを使うことでダンボールのゴミがへりました。一度使った封筒(ふうとう)もゴミにはしません。上から紙をはって、ふたたび封筒として使います。「当然のようにすてられていくものが新しく生まれ変わって、だれかがそれを手に取ったときに、こういう活動があるんだって知ってもらえることがまたいいことだと思います」(女子社員)。

scene 10たのもしい「御隠居さん」?
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今回、たい平さんは、人に環境を教える環境カウンセラー、そして、会社に環境をアドバイスする環境カウンセラー、いろんな環境カウンセラーのみなさんがいるということを知って、とても勉強になりました。落語には、「御隠居(ごいんきょ)さん」という人が出てきて、御隠居さんのところに行くと何でも教えてくれます。環境カウンセラーのみなさんは、御隠居さんみたいに、何だかたのもしい人たちばかりでした。

ど~する?地球のあした
エコの味方!環境カウンセラー
環境に関する様々なアドバイスをしてくれる環境カウンセラーの活動を追う。環境への思いを伝える事で、自らがこれから自然とどう向き合って生きていくべきかを考える。