チャプターあらすじを読む
scene 01地球の声を聞こう
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大気や水にあふれるわたしたちの地球は、地震(じしん)や噴火(ふんか)が絶え間なく起こる、生きている星です。人や家を飲みこむ、火山の噴火。今回は、秋田大学教育文化学部教授の林信太郎(はやし・しんたろう)先生から噴火のしくみを学んで、命を守る方法を考えましょう。

scene 02日本列島には110の活火山
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日本列島には、噴火を続ける火山がたくさんあります。2013年、小笠原諸島(おがさわらしょとう)の西之島(にしのしま)で噴火が始まり、島が大きくなって、日本の国土が広がったと話題になりました。伊豆(いず)諸島の三宅島(みやけじま)では、2000年の噴火以来、火山から有毒なガスが出続けています。島でくらす人々は、ガスマスクが手放せない生活が続きました。鹿児島県の桜島(さくらじま)は、多いときには年に千回以上噴火する火山。絶え間なく火山灰(ばい)がふり注いでいます。現在、日本列島には、活火山がなんと110もあります。

scene 03マグマ――ドロドロにとけた岩
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火山の噴火から命を守るにはどうしたらいいのでしょう。今回は、秋田大学教育文化学部附属(ふぞく)小学校5年生のみんなと、噴火のしくみを学びます。まず林先生が、マグマの写真を見せてくれました。「ドロドロにとけた岩。これがマグマです」。マグマとは、地下の奥(おく)深くで岩石などがドロドロにとけたもの。このマグマが地表に噴(ふ)き出すことを、噴火といいます。でも、どうして噴火が起きるのでしょう。

scene 04マグマの爆発実験
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ここで林先生が、マグマの爆発(ばくはつ)実験をします。ただし、マグマの代わりに炭酸飲料を使っての実験。どんな噴火の様子が見られるのでしょう。林先生が、ソフトキャンディを炭酸水にセット。「3、2、1!」。ソフトキャンディを中へ落とすと、炭酸飲料は3mもの高さに噴(ふ)き出しました。ボトルの中を見ると、あわだらけになっていました。スロー映像(えいぞう)を見ると、ソフトキャンディを入れることで、勢いよくあわが噴き出ています。このあわが、噴火と大きな関係があるのです。

scene 05マグマにとけていた水蒸気が
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「中からあわが噴(ふ)き出しました。ということは、この中に炭酸がとけこんでいる。マグマも同じ。マグマの中には水蒸気(すいじょうき)がとけこんでいます」(林先生)。マグマが地中の『マグマだまり』にあるとき、水蒸気はまわりの圧力でマグマの中にとけたままです。そこに、下から新しいマグマがやってくると、とけていた水蒸気があわになります。マグマの中にあわがどんどんたまって、ついにはあふれて噴き出してしまう。これが噴火のしくみです。

scene 06軽石の無数の小さな穴
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火山はすさまじい勢いで噴火します。噴火によって噴(ふ)き出たマグマは、灰(はい)や石などいろいろな形に姿(すがた)を変えて出てきます。噴火のときに飛び出してきた石を持ってみると…「何これ?」「軽い!」。なぜ軽いのでしょう。よく見ると、石に小さな穴(あな)がたくさんあいています。「さっきの実験を思い出してください」と林先生。炭酸飲料のボトルの中では、液体とあわがごちゃまぜになっていました。「そのあわのまま固まって石になると、『軽石(かるいし)』になります。ですから軽石があるということは、爆発(ばくはつ)が起こった証拠(しょうこ)です」。

scene 07噴き出た物質が軽い場合
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重さのちがいによって噴(ふ)き出し方がどう変わるのか、実験で見てみましょう。噴き出た物質が軽い場合と重い場合に分けて比べてみます。まず、物質が軽い場合。本物そっくりに、白いけむりのようなものが噴き出しました。噴煙(ふんえん)のような軽いものは上に広がります。空高くのぼると、広い範囲(はんい)で火山灰(ばい)などの影響(えいきょう)が出ます。鹿児島県桜島の火山灰が、風に乗って、東北・仙台まで飛んだこともあるのです。

scene 08噴き出た物質が重い場合
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今度は、物質が重い場合です。噴(ふ)き出したものが火山のすそ野に広がっていきました。「上に噴き上がるのと横に広がるのと、どっちがあぶないと思いますか?」と林先生。「横に広がるほう!」とみんな。正解です。横に広がるほうがあぶないのです。噴き出た物質が軽い場合とちがって、重い場合は、山の斜面(しゃめん)にそって横に広がっていきます。重い物質が噴き出たとき、特に注意しなければならないのが『火砕流(かさいりゅう)』です。

scene 09火砕流のこわさ
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火砕流とは、マグマのしぶきが固まったものと火山ガスが混ざり、猛(もう)スピードで斜面(しゃめん)を流れてくる現象です。1991年、長崎県の雲仙普賢岳(うんぜんふげんだけ)で火砕流が発生。43人が命を落としました。火砕流は森の木々や建物などを一瞬(いっしゅん)のうちになぎたおし、焼きつくしました。「火砕流の中の温度は、数百度あります」と林先生。そして、「スピードは、自動車より速いくらい」。自動車より速いということは、わたしたちが火砕流と競争しても勝てません。「ですから、火砕流が来そうなときは、あらかじめにげておく必要があります」。

scene 10噴火したら素早くにげよう
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火砕流が起きてからではにげきれません。噴火が起こる前に安全な場所に避難(ひなん)することが大切です。そのとき役立つのが、『ハザードマップ』。被害(ひがい)を予測して危険(きけん)な範囲(はんい)を記した地図です。安全に避難できる場所の目安がわかります。ここで今日のBOSAIポイント。「日本は火山大国です。自分が住む町の近くに火山がある場合、過去に火砕流を起こしている山だったら要注意です。過去にどんな噴火が起こったのか、インターネットなどで調べてみましょう。そしてもし火山が噴火した場合、できるだけ素早く遠くににげましょう」(林先生)。

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地球の声を聞こう 噴火のしくみを学ぼう
噴火がおきるしくみを知って、噴火災害から身を守る術を身に着けよう

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