ねらい

伊能図ともよばれている「大日本沿海輿地全図」から、今の地図と同じように日本が正確にかかれているようすがわかる。

内容

江戸(えど)時代に伊能忠敬(いのうただたか)がつくった地図。「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」。伊能図ともよばれています。伊能図には縮尺(しゅくしゃく)によって小図、中図、大図の3種類があります。8枚(まい)で日本列島が完成するこの地図は、中図です。中図には、地名や記号がえがかれています。ここには、港のマークがあります。こちらは富士山。たくさんの赤い線が山頂(さんちょう)にえがかれています。伊能忠敬は、さまざまな場所で富士山を目標に測量を続けました。こちらは大図。中図よりもくわしく江戸時代の日本のようすがえがかれています。奈良の「法隆寺(ほうりゅうじ)」。大名の城(しろ)などがえがきこまれています。この大図を野球場にならべてみましょう。大図1枚の大きさは、およそ畳(たたみ)1枚です。214枚の大図で、巨大(きょだい)な日本列島がうかび上がりました。

大日本沿海輿地全図
江戸時代に伊能忠敬がつくった地図、大日本沿海輿地全図は伊能図ともよばれている。小図・中図・大図の3種類があり、地名、記号や寺社などくわしくかかれた地図もある。