ねらい

生物の体のつくりや活動の特徴を知り、興味・関心をもち観察しようとする。

内容

潮がひいた岩浜。潮だまりの底に何やら動くものがいます。イソクズガニです。体にはテングサなどの海草がいっぱいついています。海草のそばにすむこのカニは、こうして海草を身にまとうことで、外敵に見つからないようにしているのです。カニを傷つけないように、そっと海草を取り外してみます。甲羅はトゲのような固い毛でごつごつしています。水の中に戻すと、カニは直ちに海草を身につけ始めます。固い毛の先はフックのように曲がっており、海草がひっかかりやすくなっているのです。ハサミで海藻を切り取ると、いったん口に運んでから固い毛にひっかけます。イソクズガニのハサミは背中の方まで曲げることができます。こうしてハサミを器用に使い、体が海藻に覆われるまで根気よくつけていきます。海藻を身につけ、まわりの環境に紛れる。力が弱く、他のカニのように素早く動くこともできないイソクズガニは、身を守るためにこんな工夫を編み出したのです。

海藻で身を守る イソクズガニ
潮溜まりに生息するイソクズガニが海草を身に付ける様子を紹介します。
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