ねらい

サンゴの特徴や特質を知ることができる。サンゴと褐虫藻の共生関係やその周囲に生きる生物を支えていることにも気づき興味を持つことができる。

内容

サンゴ礁の海が澄みきっているのは、水中のプランクトンが少ないからです。なぜ、プランクトンの少ない海に多くの生きものがいるのでしょうか。サンゴの白い触手の表面に、浮きでている薄茶色のしま模様は、サンゴに共生している褐虫藻というソウ類の仲間です。褐虫藻は光合成によりつくり出した栄養のほとんどを、サンゴに手渡します。サンゴは栄養のおよそ半分を海中へ放出します。サンゴ礁の海に生きものがたくさん住めるのは、褐虫藻がつくる栄養源のおかげだったのです。しかし最近、サンゴが白くなる白化現象という異変が起きています。原因には、海水温度の上昇があげられています。サンゴの周りの水温をあげて実験してみました。サンゴが放出しているのは、褐虫藻です。水温の上昇によって褐虫藻が弱り、共生関係を維持できなくなったために吐き出しているのです。豊かな海を作るサンゴと褐虫藻の共生関係は微妙なバランスで成り立っているのです。

サンゴの秘密
サンゴ礁の海には、餌になるプランクトンが少ないのに多くの生き物が住んでいます。それは、サンゴの中で共生している褐虫藻が作る栄養分のおかげです。