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ミクロワールド 大変身 ウニの秘密 オープニング
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ミクロワールド 大変身 ウニの秘密 オープニング

親とはまったく形が違う幼生
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海にすむ丸くてとげだらけの生きもの、ウニ。実はこのウニ、子どものときにはまったく違う姿をしています。ウニの子ども、「幼生(ようせい)」は、親とは別の形で海の中を漂っているのです。子どもから大人へ、劇的な変身をとげるウニの成長ぶりを探ってみましょう。メスの体から、卵があふれ出てきました。卵の直径は、わずか0.08mm。産み出された卵は、海中でオスの精子と出会い、受精します。

受精卵の分裂からプルテウスへ
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受精した卵が分裂していく様子です。2つに割れた細胞が、4つ、8つ、16、32…。受精後3時間半、64個にまで分裂しました。分裂した卵は膜の中で回転し始め、しばらくすると自分の力で海の中へと泳ぎ出します。11時間が過ぎると、食べものを消化する組織になるくぼみができます。さらに数時間がたつと、丸かった体が三角形に変わってきます。32時間後、「プルテウス」と呼ばれる幼生になりました。

海の中を漂うプルテウス幼生
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プルテウスの角(つの)のようなものは、「腕」と呼ばれます。ウニの幼生は腕を持つことによって、水の流れに乗りやすくなるのです。体の表面には細かい繊毛(せんもう)があり、これを動かして自分で泳ぐこともできます。大きさは0.8mmほど。プルテウス幼生は海の中を漂いながら、植物プランクトンを食べて成長を続けます。

体の中からとげが伸びてきて…
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生まれて25日目の幼生。体の中に、黄色いかたまりが見えてきました。実はこの部分が、将来、とげを持ったおなじみのウニになるのです。特殊な光を当ててみると、とげが伸びているのがわかります。このとげはさらに成長して、ついには幼生の体を突き破ります。横向きにとげが飛び出た幼生は、体を90度回転させ、海底に沈んでいきます。水中を漂う生活に別れを告げるときがやってきたのです。

最後の大変身
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岩の上に降り立ったウニの幼生は、数分後、最後の大変身をとげます。腕が縮んできました。水中を漂うのに役立っていた腕は、もう必要ないのです。わずか15分で、すっかりウニの姿になりました。大きさは1mmほど。ウニは、海底で新しい生活を始めるのです。

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大変身 ウニの秘密
ウニの卵の受精から幼生の成長、稚ウニへの変態を見る。
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