チャプターあらすじを読む
ミクロワールド アキアカネの一生 オープニング
ないようを読む

ミクロワールド アキアカネの一生 オープニング

卵のままで冬を越すアキアカネ
ないようを読む

秋、稲刈りの終わった田んぼの水たまりに、赤トンボが集まっています。アキアカネです。2匹がつながって、卵を産んでいます。前がオス、うしろがメスです。メスは湿った泥の中に卵を産み付けます。1匹のメスが産む卵の数は、およそ2000個。大きさは、わずか0.5mm。1か月ほどで卵の中にトンボの幼虫の形ができあがり、活動を止め、このまま冬を越します。

ヤゴとして過ごす3か月
ないようを読む

春、田んぼに水が張られると、土の中で眠っていたアキアカネの卵は再び活動を始めます。卵の殻をやぶり、中からトンボの幼虫が出てきました。幼虫は、卵から出てくるとき薄い皮に包まれていますが、すぐにその皮を脱ぎ捨てます。無事、卵からかえり、小さなヤゴになりました。体長1mm。成虫になるまでの3か月間、田んぼの中で過ごします。

大好物のミジンコを食べて成長
ないようを読む

梅雨を迎えた6月。雨は、田んぼに潤いを与えます。水の中で動いている小さなものは、ミジンコです。大きさ、0.5mmから2mm。水が温かくなり、大発生しています。ミジンコは、ヤゴの大好物。ヤゴは、ミジンコをたくさん食べて成長します。ミジンコを捕まえる見事な早業です。腕のような、折り畳まれたあごを伸ばし、ミジンコをすくい取って食べています。

羽化、そして秋の産卵
ないようを読む

7月。あたりが暗くなった、夜8時過ぎ。アキアカネのヤゴが、水から出てきました。いよいよ、成虫になるときが来たのです。ヤゴの背中が割れ、中から成虫が出てきました。羽をゆっくりと伸ばし、やわらかな湿った体を、時間をかけて乾かします。羽化したアキアカネは、夏のあいだは涼しい山で過ごし、秋になると、再び田んぼに戻り、卵を産んで、一生を終えるのです。

ミクロワールド
アキアカネの一生
ヤゴは田んぼでミジンコを食べて成長し、初夏に羽化する。
関連キーワード:
理科生物昆虫産卵食べ物

クリップ

教材きょうざい資料しりょう

教材・資料(先生向け)

配信はいしんリスト

今年度こんねんど放送ほうそう

その放送ほうそう