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ミクロワールド ツリガネムシ 不思議な水中生活 オープニング
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ミクロワールド ツリガネムシ 不思議な水中生活 オープニング

釣り鐘のような形のツリガネムシ
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私たちの身のまわりにある水には、さまざまな生きものがくらしています。小川のよどんだ水の中をのぞいてみましょう。藻のあいだで、白っぽく見えるものが動いています。ツリガネムシです。お寺の釣り鐘のような形をしています。大きさは0.06mmほどで、一つの細胞でできています。

繊毛と食胞
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ツリガネムシは、水中のバクテリアなどを食べます。釣り鐘の開いた部分が口です。口のまわりに、細かい毛のようなものが生えています。「繊毛(せんもう)」です。この繊毛の動きで水の流れを起こし、食べものを口に運びます。体の中に入った食べものは、「食胞(しょくほう)」という袋に集められます。食胞の中身は、やがて養分として吸収され、活動のためのエネルギー源になるのです。

ばねのような柄
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ツリガネムシは、ひんぱんに柄(え)を収縮させます。柄が、ばねのような形になっています。柄は一瞬にして縮まり、ゆっくりと伸びていきます。柄の中を見ると、1本の線が見えます。これはタンパク質の繊維の束(たば)です。この繊維がらせん状に入っていて縦に縮むため、ばねのような動きをするのです。

環境のいい場所への移動
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藻などにくっついて生活するツリガネムシ。まわりには食べものになるバクテリアがたくさんいます。ところが、食べものが少なくなるなどして、環境が悪くなると、柄を切り離して泳ぎ出します。そして、環境のいい場所にたどりつくと、ほかの物にくっついて柄を伸ばしていきます。なかには、ミジンコの頭のまわりにくっついてしまったものもいます。

ツリガネムシの増殖
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条件がいい場所では、ツリガネムシは仲間を殖やしていきます。丸くなったツリガネムシは、やがて分裂して二つになります。細胞は、まず縦に分かれます。一方の細胞には柄はついていません。しばらくすると、泳ぐための繊毛がこの細胞に生え、激しく動いて離れます。そして泳ぎ着いたところで柄を伸ばし、生活を始めます。条件がいいと、8時間後にはまた分裂を始めます。こうしてツリガネムシは、いろいろなところに散らばっていくのです。

ミクロワールド
ツリガネムシ 不思議な水中生活
水中で収縮を繰り返す。柄から離れて泳ぎだすこともある。
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理科生物水中単細胞食べ物

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