オープニング
みんなのくらす、すぐ近く。よーく目をこらすと、そこにはいろんな“ふしぎ”がいっぱいです。今日は、どんなふしぎが見つかるかな。
キャベツ畑で見つけたモンシロチョウ。キャベツの葉にたまごをうみつけていました。たまごはしばらくすると色がかわって、中からアオムシが出てきました。出てきたアオムシは、たまごのからを食べ始めます。つづいてキャベツの葉を食べ始めます。そのあと、何度も皮をぬぎながらどんどん大きくなっていきました。ところがある日、アオムシはぜんぜんちがう形にへんしんしてしまったのです。いったいこのあと、どうなるのでしょう。
たまごから出てきて、21日目。動かなくなっていたアオムシの中がすけて見えてきました。先のほうにある黒くて丸いものはなんでしょう。しばらくすると、中がもっとすけて見えてきました。よく見ると、中で何か動いています。もようも見えています。
たまごから出てきて、25日目。ちがう形になってじっとしていたアオムシが動き始めました。皮をやぶるようにして、中から何か出てきます。少しずつ出てくる体には、細かい毛がいっぱい生えています。すっかり出てきたその形を見ると、あしがあり、はねも生えていました。しわくちゃなはねが、だんだんのびていきます。やがて、ゆっくりとはねを広げました。モンシロチョウはこうやっておとなになるのです。
お花畑にやってきたモンシロチョウ。ぐるぐるとまかれている細長い口をのばして、花の中にさしこんでいます。おとなのチョウは何を食べているのでしょう。
モンシロチョウと、その子どものアオムシ。くらべてみると、色も形もずいぶんちがいます。こんなにすごい大へんしんが、アオムシが形をかえてじっとしていた間に起きているのです。ほかの虫はどうでしょう。アゲハ、バッタ、カマキリ…。モンシロチョウと同じように、へんしんするのでしょうか。