オープニング
手作りおもちゃの遊園地。どんなしくみで動いているのでしょう。みんながくらす、すぐ近く。よーく目をこらすと、そこにはいろんな“ふしぎ”がいっぱいです。今日は、どんなふしぎが見つかるかな。
たっくん、遊園地にやってきました。ジェットコースターやティーカップに乗って楽しそうです。たっくん、今度は絵をかき始めました。ジェットコースターの絵。それに、かんらん車の絵です。タイトルは“おもちゃのゆうえんち たっくんランド”。たっくん、遊園地のおもちゃを作るようです。
まず作るのは、かんらん車です。円形の紙のかんらん車にゴンドラを6こつけ、かんらん車の中心からゴンドラの位置(いち)に向かって切りこみを入れます。6か所の切りこみをかたがわにおりまげて、かんらん車の台に取りつけます。すると、さわっていないのに、かんらん車がまわり始めました。実は、切りこみを入れておりまげたところに向かって、たっくんがドライヤーで風を当てていたのです。
“たっくんランド”のかんせいです! いろいろなおもちゃがあります。全部動くのでしょうか。たっくんがジェットコースターを動かしてみせてくれました。どうやって動かしたのか、上からのぞいてみると、そこにあったのはゴムでした。ゴムを引っぱると…?
次は動くティーカップです。板の上のカップはおいてあるだけ。カップのうらに黒いものがついています。たっくんがひもを引っぱると、台は動かずに、カップだけが動きます。どうしてでしょう。台をうらがえしてみると、板のうらにひみつがありました。ひもについている黒いものは、じしゃく。ひもを動かすと、いっしょにじしゃくが動き…、おもてのカップも動きます。カップのうらの黒いものって?
つづいて、上下に動くフライング・カーペット(空とぶじゅうたん)。上へ行ったり、下へ行ったり。これは、シーソーを使っていました。フライング・カーペットの反対がわの箱にボールを入れると、ボールの重さでシーソーが動いて箱が下がります。このとき、フライング・カーペットは…? また、下がった箱のあなからボールが出ると、箱が軽くなります。このとき、フライング・カーペットは…?
ライトを使うおもちゃもあります。入り口のゲートの中をライトでてらすと、ゲートの上のほうに“たっくんランド”の文字があらわれます。光は下に当てているのに、文字が出るのは上。どうしてでしょう。ゲートの中にあるのは、かがみです。ゲートの横を開けて中を見ると、上にもかがみがあります。下のかがみ、上のかがみ、さらに文字板。光の通り道は…? いろいろなしかけでおもちゃを動かすことができるんですね。
たっくんがおもちゃを組み合わせました。まず、ゴムの力でボールを飛ばします。ボールがカップに入ると重みでシーソーが動きます。シーソーには金属(きんぞく)の板がついていて、上にも金属板があり、導線(どうせん)で電池とプロペラにつながっています。シーソーが動くとスイッチになるのです。プロペラの前の帆(ほ)が風を受けて進むと、帆についているじしゃくとはんぱつして、台の上のじしゃくが下に落ちます。落ちたところがまたシーソーになっていて、シーソーの先にはかがみがついています。ライトがそのかがみに当たると…。