![](https://www.nhk.or.jp/das/image/D0005110/D0005110024_00000_C_001.jpg)
オープニング
![](https://www.nhk.or.jp/das/image/D0005110/D0005110024_00000_C_002.jpg)
草原をかけるチーター。ゆうゆうと泳ぐウミガメ。体をくねらせて進むヘビ。動物によって、動き方はいろいろ。体のつくりにはどんなちがいがあるのでしょう。
![](https://www.nhk.or.jp/das/image/D0005110/D0005110024_00000_C_003.jpg)
乗馬クラブにやってきたひとみちゃん。馬に乗せてもらって楽しそうです。ひとみちゃん、なんと、馬と競走を始めました。でも勝てるわけはありません。馬はどうしてこんなにはやく走れるのでしょう。馬のあしをよく見ると、うしろあしの付け根はとても太くなっています。筋肉(きんにく)がたくさんついているのでしょうか。
![](https://www.nhk.or.jp/das/image/D0005110/D0005110024_00000_C_004.jpg)
ひとみちゃん、馬のあしの曲がり方が気になったようです。うしろあしの中ほどをよく見ると、うしろ向きに曲がっています。ヒトのひざが前のほうに曲がるのとは反対です。馬とヒトでは、あしのつくりがちがうのでしょうか。
![](https://www.nhk.or.jp/das/image/D0005110/D0005110024_00000_C_005.jpg)
ひとみちゃんがやってきたのは、大学の博物館(はくぶつかん)。ここにはいろいろな動物の骨(ほね)の見本が展示(てんじ)されています。村田浩一(むらた・こういち)先生の案内で、さっそく馬の骨を見せてもらいます。頭、首、胴体(どうたい)、こし。そして、ひとみちゃんが気になっていたうしろあし。そのうしろ向きに曲がっている部分は、「ひざ」でしょうか。ところが、「それだとちょっとおかしくありませんか」と村田先生。ひざではないようです。では、いったい何でしょう。
![](https://www.nhk.or.jp/das/image/D0005110/D0005110024_00000_C_006.jpg)
村田先生がヒトの骨(ほね)の見本を持ってきてくれました。ヒトも馬も、あしのつくりはほとんど同じなのだそうです。くらべてみましょう。まず、ヒトのあし。あしの付け根から下がっていくと、最初の“つなぎ目”が、ひざ。次のつなぎ目が、足首。足首のうしろに出っぱっている骨は、かかとです。
![](https://www.nhk.or.jp/das/image/D0005110/D0005110024_00000_C_007.jpg)
今度は、馬のうしろあし。あしの付け根から下がっていくと、すぐに最初の“つなぎ目”があります。ここが馬のひざです。その下のつなぎ目、ひとみちゃんがひざだと思っていた部分は…、かかとでした。馬のかかとはずいぶん高いところにあるんですね。…ということは? 馬は1本の指で、しかもつめの先で立っているのです。
![](https://www.nhk.or.jp/das/image/D0005110/D0005110024_00000_C_008.jpg)
馬のあしのつくりをくわしく見てみましょう。馬のうしろあしは、かかとから下が長くて細く、それにくらべて太もものあたりはとても太くなっています。太ももには骨(ほね)のまわりに筋肉(きんにく)がたくさんついています。この筋肉が、ひざの下の骨を引っぱって動かします。長いあしと、太い筋肉。はやく走る馬のあしは、こんなつくりになっていました。ほかの動物はどうでしょう。骨や筋肉のつき方はちがうのでしょうか。