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オープニング
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scene 01雲や氷の正体は…
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海の上にわき立つ雲。その正体は…水。こおりついた冬の湖。この氷も、もともとは…水。

scene 02「もえない紙のはこ」
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科学マジックショー!今日は、ゆうさんが科学マジックをしょうかい。そのひみつ、わかるかな?では、マジック(1)「もえない紙のはこ」。ゆうさんが取り出したのは、飲み物などが入っている紙パックの紙。火をつけると、もえます。この紙で作った箱に水を入れます。そしてこの箱を火であぶります。すると…、もえません。ほのおは直接(ちょくせつ)紙に当たっています。こげているように見えますが、もえません。なぜもえないのでしょう。

scene 03ひみつは“水の温度”
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実は、紙のもえる温度はおよそ300℃。この紙の箱の温度を計ると100℃ちょっと。このまま温度は上がりません。紙の温度が上がらないひみつ。それは、水の温度にありました。水の温度がどう変わっていくか、計ってみます。火をつける前は、23℃。火をつけてあたためていくと、やがて100℃になりました。そのあと温度は、上がりません。水は100℃までしか上がらないのです。そのため、そのまわりにある紙も300℃まで温度が上がることはありません。だから紙がもえないのです。

scene 04あたため続けると…
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では、あたため続けるとどうなるか、見てみます。少しずつ水がへっていきました。水は、目に見えない水蒸気(すいじょうき)になっていくのです。水がなくなると、紙の箱がもえました。

scene 05「ガーゼにつく氷」
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続いて、マジック(2)「ガーゼにつく氷」。ゆうさんが用意したのは、2つの氷です。取り出したガーゼをそれぞれの氷にのせます。そして、きりふきで氷に水をかけます。それからガーゼをそっと持ち上げると…、一方の氷だけがガーゼにくっついて持ち上げられました。氷はガーゼにがっちりくっついています。2つの氷、何がちがうのでしょう。

scene 06氷の作り方がちがっていた 
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どちらもふつうの水で作った氷なのですが、ヒントは氷の作り方にありました。2つのコップに入れた水。どちらもドライアイスで冷やして氷を作りました。水の様子と温度に注目します。温度が下がっていき、0℃になると水がこおり始めました。水がほとんどこおっても、温度は0℃のままです。ひとつは、ここで取り出します。もうひとつは、冷やし続けます。すると、また温度が下がり始めました。零下(れいか)24℃。ここで氷を取り出しました。2つの氷のちがいは…?

scene 07ひみつは“氷の温度”
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実は、氷の温度にひみつがありました。一方は、0℃の氷。ガーゼをのせて水をかけても、くっつきません。もう一方は、零下(れいか)24℃の氷。この氷にガーゼをのせて水をかけると、氷がガーゼにくっつきました。かけた水が冷たい氷に冷やされてガーゼといっしょにこおるので、そのままガーゼといっしょに持ち上がるのです。くっつくひみつは、氷の温度。0℃よりもずっと冷たい氷だから、かけた水がこおったのです。温度によってすがたを変える水。そこには、ふしぎがいっぱいあるんですね。

ふしぎがいっぱい (4年)
水のへんしん
水は、温度によって水蒸気や氷に変わること。また、水が氷になると体積が増えることに気づく。
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