オープニング
地面の下に、しま模様。がけにも、しま模様。海に面したがけ、ここにもしま模様。
モジャくん、地面のしま模様をさがしにやってきました。がけに、しま模様を発見! 下のほうは、白っぽく見えています。近くで見ると、しまの中に白いものがたくさん入っていました。貝がらです。どうしてこんながけの上のほうに貝がらがあるのでしょう。モジャくん、ほかのところにも行ってみることにしました。
神社のある丘(おか)にやってきました。ここにもしま模様があります。よく見ると、ここの地面にも、たくさんの貝がらがありました。このあたりの地面は、砂です。砂をほっていくと、貝がらがどんどん出てきます。いろいろな貝がらが見つかりました。何の貝でしょう。モジャくん、図鑑(ずかん)で調べます。大きな貝は、ハマグリ。平らな丸いものは、ウニの仲間。どちらも、海にすんでいます。でも、近くに海はないのに、なぜ、海の生き物?
あたりの地形の絵をかいて考えるモジャくん。神社の丘(おか)に、海の生き物。最初に行った丘にも、海の生き物。神社の丘と、最初に貝を見つけた丘。2つの丘の、貝があった所は、同じくらいの高さのようです。もしかして、このあたりは全部海だった?
モジャくん、今度は川の近くにやってきました。ここでも、がけにしま模様を見つけました。このしま模様、下のほうをさわってみると、どろです。がけの上のほうはどうでしょう。上のほうには、石がたくさんある所があります。石のある所は、横へ列になって続いています。石は、どれも丸っこい形です。丸っこい石?
河原にやってきたモジャくん、河原の石を見ると、どれも丸くてすべすべしています。川の上流には、丸っこい石はあまりありません。石は、流れの速い水に運ばれていくうちに、角がけずられて丸くなります。そのため、流がゆるくなる川の中流には、丸っこい石が多くなるのです。河原から川に入り、水の中から石を拾ったモジャくん。この石と、がけの石を比べてみることにしました。
がけのところにもどってきたモジャくん、川で拾った石と、がけの石を比べてみます。すると、そっくりです。ひょっとしてこのあたり、河原だったのでしょうか。しま模様? 河原?