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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene 01気体によって性質が違う?
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カセットコンロの燃料に使われているのは、「ブタン」という気体。風船を浮き上がらせるときに使うのは、「ヘリウム」という気体。そして、炭酸飲料水を作るときに使われるのは、「炭酸ガス」、つまり「二酸化炭素」。目的によって使う気体が違います。気体によって、性質に違いがあるようです。

scene 02最も軽い気体・水素 
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気体の水素にはどんな性質かあるのでしょう。水素ボンベからビニール袋の中に水素を出してみると、袋の中は無色透明。水素は、色もにおいもない気体です。また、気体のなかで最も軽いという性質があります。昔は飛行船を浮かすためにも使われていました。しかし現在は、飛行船には水素ではなく2番目に軽い気体、ヘリウムが使われています。その理由は水素の性質にあります。

scene 03酸素と一緒になるとよく燃える
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水素で膨らませたシャボン玉に火を近づけると…、「ボンッ」と一瞬にして燃えました。水素は、空気中の酸素と一緒になるとよく燃えるという性質があるのです。この性質のため、水素で浮かせていた飛行船が燃えるという大事故が起こりました。そこで現在は、燃えないヘリウムを使うのです。

scene 04水に溶けにくい
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水素を発生させて集めるときも、水素の性質が使われます。実験装置の上の漏斗(ろうと)には薄い塩酸を入れ、下のフラスコには亜鉛を入れます。亜鉛に塩酸を注ぐと、水素が発生します。水素はフラスコの中から水中に導かれて泡となり、集気びんにたまります。水素が水に溶けにくいという性質を利用しているのです。このように水素には、「最も軽い気体」、「酸素と反応してよく燃える」、「水に溶けにくい」という性質があります。

scene 05花や布の色を抜く塩素
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ふきんなどを漂白するときに使われる漂白剤。容器には、「塩素」という文字が書かれています。塩素は気体です。発生させて、性質を調べてみましょう。使うのは二酸化マンガンと塩酸です。塩酸を二酸化マンガンに注いで加熱すると、気体が発生します。それを無色のびんに導きます。塩素です。薄い黄緑色をしています。塩素は、色のある珍しい気体です。びんの中にバラの花を入れると、バラのあざやかな色が抜けてしまいました。塩素には、花や布などの色を抜くという性質があるのです。

scene 06無色で刺激臭のあるアンモニア 
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アンモニアという気体の性質を調べてみましょう。色はありません。しかし、鼻にツンとくる刺激の強いにおいがあります。アンモニアの性質を利用した実験です。下の水槽の水には、観察しやすいように色をつけます。その上に上下逆さにして取り付けた丸底フラスコにはアンモニアが入っています。中のガラス管はフラスコから出て、下にある色水に浸かっています。ガラス管の中には空気が入っているので、アンモニアと水は直接触れていません。スポイトを使ってアンモニアに水をかけるとどうなるのでしょう。

scene 07アンモニアは水によく溶ける
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色水がガラス管を通ってフラスコの中に噴き上がってきました。どうして色水が入ってくるのでしょう。アンモニアの入ったびんを水につけて確かめてみます。ふたを取ると、水が入ってきました。実はアンモニアは、非常に水に溶けやすいという性質があります。溶けて減った分、水が入ってきたのです。水がフラスコの中に噴き上がったのは、アンモニアが水によく溶けるという性質のためでした。

scene 08気体の重さを空気と比べる
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火山の近くで目にする『火山ガス注意』という看板。“ガス”というのは気体のこと。気体のどんな性質が関係しているのでしょう。実験してみます。いろいろな気体を風船に閉じ込めました。入っているのは、ヘリウム、窒素、空気、二酸化炭素、二酸化硫黄(いおう)です。空中ではなすと…、ヘリウムの入った風船は浮かびました。空気よりも軽いのです。窒素の入った風船を空気の入った風船と比べると、風船の重さで同じような速さで落ちます。窒素の重さは空気とほとんど変わらないようです。

scene 09空気より重い気体
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二酸化炭素、二酸化硫黄の入った風船はどうでしょう。空気の入った風船と比べると、どちらも速く落ちました。空気よりも重いのです。気体は種類によって重さが違うようです。『火山ガス注意』と呼びかけているのもこの性質が関係しています。二酸化硫黄などの有毒ガスは空気より重いので、風のない日には山のくぼ地などにたまります。事故を避けるために、注意を呼びかけているのです。

10min.ボックス  理科1分野
気体の性質
気体の種類による特性を見いだすとともに、気体を発生させる方法や捕集法を学ぶ。

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