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(オープニングタイトル)
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かがみは、いろいろなところで使われています。かがみに日光を当てるとどうなるのでしょう。日当たりのよいところにかがみをおいてかべに向けると、明るい部分がうつりました。かがみが太陽の光をはねかえしたのです。はねかえされた光は、かがみと同じ形をしています。かがみに星の形に切りぬいた紙をのせると、かべにうつる光の形もやはり星の形でした。かがみを使って、いろいろな形の光をうつして遊ぶとおもしろそうです。
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かがみではねかえされた光を地面に当てると、かがみからまっすぐにのびていくのがわかります。まっすぐのびた光の上にもう1まいかがみをおくと、光はまたはねかえされて、まっすぐ進みます。何まいもかがみを使うと、光をはこぶことができるのです。かがみがはねかえした光はどこまでとどくのでしょう。ビルの屋上においた大きなかがみで太陽の光をはねかえすと、およそ3kmはなれたビルまでとどきました。かがみではねかえした太陽の光は、さえぎるものがないかぎり、どこまでもまっすぐ進むのです。
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たくさんかがみを使って、光を重ねてみましょう。かがみ4まい分の光を重ねると、1まいの光よりずいぶん明るくなります。あたたかさはどうでしょう。それぞれの光の上に氷をおいてみると、かがみ4まい分の光を集めたほうの氷がはやくとけました。あたたかさを温度計で調べてみます。かがみ1まいで光を当てると、温度は33℃。かがみ4まいの光を集めると、55℃をこえました。かがみではねかえした光をたくさん集めると、どんどん明るく、あたたかくなるのです。
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たてよこ5cmのかがみをななめの台にはりつけ、それを124まい、丸くならべます。日光を当てると、かがみ124まい分の光が1ヵ所に集まるところがあります。どれくらいあたたかくなるのでしょうか。フライパンにとうもろこしと油を入れ、アルミホイルでふたをして、光が集まるところへ持っていきます。しばらくすると、とうもろこしがはじけはじめました。ポップコーンのできあがりです。黒い紙を近づけるとすぐにもえはじめます。太陽の光をたくさん集めると、とても高い温度になるのです。
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光を集めるものは、ほかにもあります。虫めがねに太陽の光を当てると、丸い光がうつります。虫めがねを遠ざけると光の丸は小さく、近づけると大きくなります。虫めがねが光を集めているのです。黒い紙の上に小さな丸を作ると、たちまちけむりが出はじめました。光が集まって、もえだすほどあつくなっているのです。くらいところでライトを当てて見てみると、虫めがねを通った光が1点に集まる様子がよくわかります。虫めがねを使うと、太陽の光を集めて、ものがもえるくらいあつくすることができるのです。