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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene 01土しゃくずれを起こした雨の量は?
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今回の解答者は元気な男の子のアマノさんです。まず、土しゃくずれのひ害のえい像をミスターQが見せました。うら山がくずれ、建物などがこわされています。その原因は雨でした。そこで問題です。第一問、このときの雨は1時間にどれくらいの量だったのでしょうか。1.50mm以下。2.およそ100mm。3.150mm以上。「これだけすごい災害を起こした雨なんだから、150mm以上なんじゃないですか」とアマノさんは答えますが…。

scene 02雨の量と災害
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雨の量は、一定の時間ふり続いた雨がたまった水の量で表されます。雨の中にビーカーを置いて、1時間に水の高さが15mmになるとき、「1時間に15mmの雨」といいます。1時間に50mmの雨は非常にはげしい雨です。1時間に100mmは、大変なひ害のおそれのあるもうれつな雨です。1時間に150mmになると前がはっきりと見えないほどで、記録的な大雨の強さです。2006年7月に和歌山県で土しゃくずれが起こった日と前の日の雨の量は、最大で1時間に30mmでした。1時間の雨の量が50mm以下でも、長くふり続けば災害につながるのです。

scene 03片方の岸にしかないコンクリートブロック
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第一問、土しゃくずれの原因となった雨の量がどれくらいかという問題。答えは、「1時間におよそ30mm」でした。アマノさん、はずれです。続いてミスターQが、雨による増水から川の岸を守るコンクリートブロックのえい像を見せました。そこで第二問。その川の反対側の岸を見るとコンクリートブロックがありません。なぜでしょうか。「お金が足りなかったからかなあ。それとも…」と、考えこむアマノさん。「ブロックの置かれた場所と置かれていない場所では水のけずる力がちがうのです」とヒントを言われても、ますますわかりません。

scene 04外側のほうが水のけずる力は大きい
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東京を流れる多摩川は、カーブが多く、昔から水の災害の多い川です。下流の川岸に置かれたコンクリートブロックは、川の水の勢いを弱め、岸を守っています。上空から見ると、コンクリートブロックが置かれているのはカーブの外側です。川の外側と内側でどんなちがいがあるのでしょうか。人工の川に水を流し、カーブの外側と内側を見てみます。外側の岸だけがどんどんけずられていくのがわかります。川のカーブの外側にだけブロックが置かれているのは、水のけずる力が、外側のほうが大きいからなのです。

scene 05てい防と川岸がはなれているのは?
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第二問の「コンクリートのブロックが川のかた側にしかないのはなぜか」という問題。正解は、「川がカーブしていて、外側のほうがけずられやすいから」でした。アマノさん、ざんねんでした。次にミスターQが見せたのは、大きな川の下流のえい像です。ここで第三問。てい防と川岸がはなれているのはなぜでしょうか。「野球場や公園になっている場所ですよね。みんなが遊ぶためにあるんじゃないですか」とアマノさんは言います。

scene 06川があふれるのをふせぐ河川しき
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大きな川の下流などにある、てい防と川のあいだにある広い場所を「河川(かせん)しき」といいます。河川しきがない場合、水が増えると川は深くなり、高いてい防が必要となります。しかし、同じように水が増えても河川しきがあれば川は浅くなり、ゆっくりと流れます。こう水のとき、河川しきの公園やグラウンドは水にしずんでいますが、てい防は破られていません。第三問の「てい防と川岸がはなれているのはなぜか」という問題。答えは、「川があふれるのをふせぐため」でした。アマノさん、またはずれです。

scene 07ダムのやくわり
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多摩川の上流にある小河内(おごうち)ダム。ここにためられた水はおよそ1億9000万トン。東京都全体で使う40日分の水の量です。ダムは水をためる一方で、必要に応じてつねに水を川に流しています。ダムがあることで、水を確保することができます。小河内ダムのさらに上流の山には、「水げん林」とよばれる林があります。木の根がのびた土の中にはたくさんの小さなすきまがあり、そこに水がしみこみます。やがてその水は少しずつ流れて川の水になります。山そのものが、水が一気に流れるのをふせぐ自然のダムの働きをしているのです。

scene 08水をためないダム?
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次にミスターQが見せたえい像は、水をためないダムです。ここで第四問。このダムにはどんな役わりがあるのでしょうか。「水をためないなら、ほかに何をためるのかなあ。もしかして、山から土や石が流れないようにしてるんじゃないですか」とアマノさん。土しゃをふせぐためにある、と考えました。

scene 09土石流をくいとめるダム
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水をためないダム、「砂防(さぼう)ダム」のやくわりを見てみましょう。大雨のときは、「土石流(どせきりゅう)」といって、たくさんの石や土しゃが流れることがあります。そのひ害をふせぐために作られるのが砂防ダムです。もけいで実験すると、砂防ダムがない場合、水におし流された大きな石で町はうまってしまいました。砂防ダムがある場合は土しゃがダムでためられ、町のひ害をくいとめることができました。ダムにはこのように、水はためず、きけんな土しゃが流れるのをふせぐものもあります。アマノさん、第四問は正解でした。

理科5年 ふしぎワールド
水のめぐみと災害
水が、洪水などの災害をもたらすことがあることを知り、自然とのつきあい方を考える。
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洪水被害湖岸

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