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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene 01気温がいちばん高かったのは何時?
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今日、地球のなぞに挑戦(ちょうせん)するのは、コンピューターのアタルさんです。まずミスターQが見せたのは、ある晴れた日の太陽の動きの映像(えいぞう)。朝、東の空に太陽が現れました。昼の12時、太陽はいちばん高い位置になり、夕方、西の空へしずんでいきます。そこで第一問。この日、気温がいちばん高かったのは何時ごろでしょう。「かんたんじゃないですかぁ。朝や夕方よりも昼間のほうがあたたかいわけだから、太陽のいちばん高い12時が気温もいちばん高いんじゃないんですか」と、アタルさんは自信満々です。

scene 02太陽の動きと気温の変化
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晴れた日の太陽の動きと気温の変化を見てみましょう。太陽がのぼり始める朝6時、気温は12℃です。太陽がのぼるにつれて気温も少しずつ上がり始めました。太陽がいちばん高くなる昼の12時ごろ、気温は20℃をこえました。午後になると太陽はだんだん低くなっていきます。午後2時、気温は26℃。12時よりも高くなっています。気温は午後2時ごろを最高に、そのあと少しずつ下がっていきます。午後2時ごろに気温がいちばん高くなるのは、太陽の光がまず地面をあたため、その次に地面がその上の空気をあたためるからです。

scene 03次の日の天気は?
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第一問は、「午後2時ごろ」が正解でした。アタルさん、はずれです。続いてミスターQが見せたのは、ある日の東京の空の映像(えいぞう)。この日は青空が広がっていました。同じ時刻(じこく)にさつえいされた気象衛星の画像があります。ここで第二問。東京の次の日の天気は? 「これだけ晴れてるんだから、次の日もいい天気が続くんじゃないかな」とアタルさんは答えますが、気象衛星の画像をもう一度よく見てくださいと言われ、「え、晴れじゃないの? でも東京の上には雲もないし…。どうしよう」と決められません。

scene 04西から東へ動いていく雲
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雲の動きを観察するために屋上にカメラを置いてさつえいしました。南の空を見ると、向かって右側の西の空から、向かって左側の東の空へと雲が動いていくのがわかります。気象衛星の画像を見ると、やはり雲が日本列島の上を西から東へと動いていきます。これに降水(こうすい)量のデータをならべてみます。雲の移動とともに、雨のふっている地域(ちいき)も西から東へと変わっています。つまり、天気の予測をするには、自分がいる場所より西の空の様子を知ればよいのです。実際に天気の変化を見てみましょう。

scene 05西にあった雲のかたまりがやってくると…
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ある日の午後、東京には青空が広がっていました。同じ日、同じ時刻(じこく)の気象衛星の画像を見ると、東京の上空に雲はありません。しかし、東京より西に大きな雲のかたまりがあります。雲の動きを時間を追って見ると、時間とともに、西のほうにあった大きな雲のかたまりが東京に近づいていきます。やがて、晴れていた空に次第に雲が現れ始めます。次の日の朝、空は厚い雲におおわれていました。そして、ついに雨がふり始めました。というわけで、第二問の答えは、「雨になる」でした。

scene 06雲の形で天気を予測する
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うすぐもりの日、太陽のまわりににじの輪が見えることがあります。これは天気がくずれ、雨になる前兆です。雲の形で天気を判断する方法もあります。山の頂(いただき)をおおう「かさ雲」。山がこの雲をかぶったら、次の日は雨になります。秋によく見られる「うろこ雲」。空の高いところに小さな雲のかたまりがたくさんならんでいます。このときも天気は下り坂です。細いすじ状の「すじ雲」が南西から北東にのびているときは、次の日は晴れ。すじ雲が北西から南東にのびているときは、雨になります。

scene 07川原の丸い石はどこから来た?
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地上にふった雨は、やがて川になって海へと流れこんでいきます。今度は、その「川」に関する問題です。ミスターQが見せたのは、川の中流の映像(えいぞう)。川原を見ると、丸い石がたくさんあります。ここで第三問。川原の丸い石はどこから来たのでしょう。A.上流から流れてきた。B.川底の土の中から出てきた。アタルさん、「ウーン。石は重いから水になんか流されないし…。きっと、川の水で底の土が流されて、その下にうまっていた石をほりおこしたんですよ」と、Bの答えを選びました。

scene 08けずられながら上流から流れてくる石
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川の模型(もけい)を作って実験します。すなや大小の石を置き、川底を再現します。少しだけ水を流すと、大きな石は流されずに残り、すなや小さな石だけが流されました。流れる水の量を増やすと、残っていた大きな石も流されました。川の上流には、大きくてごつごつした岩や石がたくさん見られます。大量にふった雨が川の上流に流れこむと、「土石流(どせきりゅう)」が起こり、岩やすなが一気に下流へと流れていきます。流された岩は、ぶつかってわれたりけずられたりしながら、角が取れて、丸く小さくなっていくのです。

scene 09がけのしまもようはどうやってできた?
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第三問の答えは、「川原の丸い石は上流から流れてくる」。アタルさん、またまた不正解でした。では最後の問題、第四問。山の中のがけなどでは、しまもようになっている場所を見かけることがあります。このしまもようはどうやってできたのでしょうか。「ウーン、ウーン」となやむアタルさんに、ミスターQからヒントです。「しまもようの土の中からは、ときどき貝のようなものが見つかることがあります」。「山の中に貝? 貝といえば海ですよね。ということは、海でできた何か…」と、アタルさんはなんとか答えました。

scene 10大昔の海に積もった土やすなの層
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しまになっている部分には、およそ450万年前の貝の化石がうまっていました。山の中のこの場所は、大昔は海だったのです。川によって上流から運ばれたすなや土は海にたまります。何度もくりかえされて層(そう)になった場所が、長い時間をかけて陸地になったのです。これを「地層」といいます。地層からは、絶滅(ぜつめつ)した生き物の化石も出てきます。こうした化石によって大昔の地球の様子を知ることができます。第四問の答えは、「海に積もったいくつもの土やすなの層」でした。アタルさん、おまけで正解にしてもらいました。

理科5年 ふしぎワールド
地球のひみつ
図表や自然現象から事象を読み取り、まとめて伝える力を養う。
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