チャプターあらすじを読む
オープニング
ないようを読む

(オープニングタイトル)

scene 01トイレットペーパーは水にとける?
ないようを読む

今日の解答者は、初登場、角ざとうのサトウさんです。さっそく最初の問題。トイレに流すトイレットペーパー。これは、水にとけるのでしょうか。「えっ、そんな急に言われても…。トイレットペーパーは、水にとけないとトイレがつまるし、とけるんじゃないですか」と、サトウさんはちょっと自信がなさそうですが…。

scene 02混ぜると細かくなっていきますが
ないようを読む

トイレットペーパーを水に入れてかき回してみると、すぐにばらばらにちぎれ、さらにかき混ぜると細かく小さくなっていきます。やがて白っぽいものが底にしずんできました。紙が細かくちぎれたもののようです。何度かき混ぜても、底に白いものがたまります。次に、さとうを水に入れた様子を観察してみます。さとうは水の中ですきとおっていき、やがて、水と見分けがつかなくなりましした。さとうのつぶは時間が経ってもしずんで出てきませんが、トイレットペーパーは底に白いものがのこったままでした。

scene 03小さくなって流れているだけだった
ないようを読む

ものが水にとけるということは、時間が経っても、しずんで出てこないことをいいます。ということは、第一問の「トイレットペーパーは水にとけるか」という問題、トイレットペーパーは水にとけていませんでした。トイレがつまらないのは、小さくなって流れているからでした。サトウさん、第一問は不正解です。とけているかとけていないかは、一見しただけではわかりづらいのです。

scene 04「とける」ということは
ないようを読む

「とける」とは、どんな状態をいうのでしょう。さとうをフライパンで熱すると、とけていきます。このように、熱を加えたりして固まりが液体に変わることを、「とける」といいます。熱を加えなくても、ものはとけます。水の中にさとうを入れると、さとうのつぶはすきとおり、やがて見えなくなります。さとうのつぶは、目に見えないほど小さなつぶが集まってできています。これが液体に入ると、ちらばって混ざり合います。これもまた、「とける」といいます。同じ「とける」といっても、状態がいろいろちがうのです。

scene 05とけたあとの重さは?
ないようを読む

いろいろなとかし方がありました。「さあ、サトウさん、とけて見えなくなるのってどう思います?」ときかれたサトウさん、「そんなのボクにはわかんないですっ」と、ちょっといらいらしているようです。では、第二問。さとうは水にとけると見えなくなりますが、このとき、重さはどうなるのでしょう。「えーと、見えなくなるんだから、重さはなくなるんじゃないですか」とサトウさんは答えました。

scene 06お湯と水ではとけ方がちがう?
ないようを読む

さとうがとける前ととけたあとの重さを計ります。角ざとうとびんに入った水をいっしょに計ると、610gでした。水にさとうを入れて全部とかしても、重さは610gのままです。水に混ざっているだけで重さは変わらないのです。第二問もサトウさんは不正解でした。では第三問。さとうはお湯と水ではどちらが早くとけるのでしょう。「あたたかいお湯のほうが早くとけるのでは。アイスティーにはなかなかとけなくてもホットだとすぐとけますからね」とサトウさん。でも、「まちがいない?」と言われて、「水!」と言い直しました。

scene 07温度の高いほうが早くとける
ないようを読む

さとうは、水の温度によってとける早さは変わるのでしょうか。一方の容器にお湯を、もう一方の容器に水を入れます。お湯はおよそ38℃、水はおよそ20℃です。それぞれに同じ量のさとうを入れてかき混ぜます。ほぼ同時にとけました。ただし、水のほうが容器が大きかったので、水の量によって結果が変わったのかもしれません。水の量を一定にして、温度だけを変えて実験します。およそ60℃のお湯とおよそ16℃の水です。同じ量のさとうを入れてしばらく置いておくと、温度の高いほうがさとうは早くとけました。

scene 08塩とさとう、たくさんとけるのは?
ないようを読む

第三問の「さとうはお湯と水ではどちらが早くとけるのか」という問題、またもやサトウさん不正解です。でも、どうして最初の実験では同時にとけたように見えたのでしょう。温度のちがいを比べる実験をするには、水の量を同じにしないといけないのです。では最後の問題、第四問。さとうと同じようなつぶの「塩」。塩とさとうは、どちらがたくさん水にとけるのでしょうか。今度は、水の量は同じにして比べます。「ぼく自身、とけやすいので、さとうにしておきます!」とサトウさん。

scene 09 どんどんとけるさとう
ないようを読む

似たようなつぶをしたさとうと塩。水にとける量はどちらが多いのでしょうか。同じ量の水で比べてみます。さとうと塩を、小さなケースに10gずつ計って入れていき、混ぜてとけ終わったら、また1ケース分10gずつ入れていきます。水にとける様子を観察してみましょう。塩は、3ケース目を入れたところで、いくらかき混ぜてもとけなくなりました。塩が水にとける量の限界に達したようです。さとうは8ケース目。まだとけ続けています。さとうは塩と比べ、水にとける量が多いのです。サトウさん、最後の問題は正解でした。

理科5年 ふしぎワールド
とけたもののゆくえ
物は水にとけても重さは変わらないことや、水にとける物の量には限度があることをとらえる。

クリップ

教材きょうざい資料しりょう

教材・資料(先生向け)

配信はいしんリスト

今年度こんねんど放送ほうそう

その放送ほうそう