チャプターあらすじを読む
オープニング
ないようを読む

(オープニングタイトル)

scene 01物を運ぶ血液
ないようを読む

わたしたちの体に流れている血液は、生きるために必要なものを運んでいます。酸素を運ぶのは、血液の中の赤血球です。赤血球は真ん中がへこんだ円盤(えんばん)の形をしています。赤血球以外の液体の部分も、二酸化炭素や栄養を運ぶなどの役割を持っています。血液は酸素や栄養を取りこんで体じゅうをめぐります。血液の通り道、それが血管です。全身の血管を合わせると、その長さはおよそ10万km。地球2周半になるといわれています。血液10万kmの旅は、心臓から始まります。

scene 02動脈と静脈
ないようを読む

心臓から出た血液は、まず大動脈を通ります。大動脈は全身でいちばん太い血管で、大人では3cmにもなります。このように心臓から全身へ向かう血管を「動脈」といいます。動脈は枝分かれをくりかえしてどんどん細くなり、やがて目に見えないくらい細くなります。赤血球がやっと通れるほどの細い血管、「毛細血管」です。血液は運んできたものを毛細血管でやりとりし、ふたたび心臓へ向かいます。心臓へもどる血管を「静脈」といいます。静脈は合流をくりかえし、心臓にたどりつきます。こうして、血液は全身をめぐります。

scene 03酸素をすみずみに送りとどけるしくみ
ないようを読む

血液は、赤血球が肺で取りこんだ酸素を全身に運びます。特殊な方法で血管を見てみると、血管は立体的に張りめぐらされているのが分かります。すみずみにまで酸素を送りとどけるための工夫です。次に、酸素を運ぶ赤血球に注目して見てみます。赤血球は身をくねらせて、細い血管を通って行きます。赤血球は、通る血管が細いほど多くの酸素を受けわたします。そのために、毛細血管は細く、赤血球はやわらかくできています。

scene 04強力なポンプ、心臓
ないようを読む

休むことなく、血液を全身に送り出す強力なポンプ。それが心臓です。大きさはにぎりこぶしほどで、じょうぶな筋肉でできています。心臓はふだん、1分間に70~90回のびちぢみして血液を送り出しています。
心臓は4つの部屋からできています。右心房(うしんぼう)、右心室(うしんしつ)、左心房(さしんぼう)、左心室(さしんしつ)です。血液は、心臓の四つの部屋の働きによって、まず肺をめぐり、そして体じゅうへと送り出されているのです。

scene 05流れる血液の量の調節
ないようを読む

体には、血液の流れる量を調節するしくみが備わっています。1分間の心臓の動き、心拍数(しんぱくすう)は、すわっているときはおよそ70~90です。自転車をこぐと、心拍数は170にはねあがりました。心臓が1回の動きで送り出す血液の量は変わりません。そこで、心拍数を上げ、体をめぐる血液の量を増やすのです。血管にも、流れる血液の量を調節する機能があります。動脈のまわりには筋肉がついています。その筋肉を使って太さを変え、流れる血液の量を調節するのです。心臓と血管は、体の状況に応じて、しなやかに流れを調節しています。

理科6年 ふしぎ情報局
流れる血液
養分、酸素、二酸化炭素を運ぶ血液と心臓の動きを、呼吸や消化と関連づけて調べる。
関連キーワード:
血液血管赤血球動脈静脈

クリップ

教材きょうざい資料しりょう

教材・資料(先生向け)

配信はいしんリスト

今年度こんねんど放送ほうそう

その放送ほうそう