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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene 01地面の下からほり出される石炭
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燃える石「石炭」は、世界中で地面の下からほり出されています。日本でいちばん多く石炭があるのは北海道です。北海道のほぼ中央、芦別(あしべつ)市には年間10万トンの石炭を産出する炭鉱があり、山を切りくずして下へ下へとほり進んでいます。黒く見える面が石炭で、石炭のとなりに見える白い石の部分はふつうの石です。切りくずした山をはなれたところから見ると、石炭の黒いしま模様が何本も見えます。地面の下のこのような面のならびを「地層」といいます。地層は平らだったりななめだったりしますが、面と面はほぼ平行です。

scene 02川が作り出す地層
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色のちがう地層の石をくだいてみると、小石、砂、ねん土と、それぞれちがうものからできていました。ねん土、砂、小石といえば、川で見られるものです。川は大量の土砂を運び、土砂は流れがゆるやかなところに積もります。川が流れこむぬまや河口付近などに土砂が運ばれて積もり、地層はできあがっていくのです。地層は上にいくほど新しく、それぞれの地層がいつごろできたかを知ることができます。また、大地の動きによって地層が盛り上がることがあります。それが今、山の地層となって、わたしたちに見えているのです。

scene 03長い時間をかけて植物は石炭になる
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では、燃える石、石炭はどうやってできたのでしょうか。ヒントは石炭の地層の中から出てきた4000万年前の木です。一部が石炭になりかけています。当時この地域は、しっ地や沼地でした。地面の下には植物がたくさん積み重なってできた地層があり、一年に1mmの割合で積もっていくといわれています。植物が水の中に積もり、その上にねん土や土砂が次々に積もっていきます。その重みで植物はおしつぶされ、地中深くの熱であたためられ、何万年という長い時間をかけて、植物は石炭に変わっていくのです。

scene 04地層や化石が伝える大地の歴史
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北海道のこの地域の、もっと古い地層からは、大昔の生き物の化石が出てきます。きょうりゅうと同じ時代に絶めつしたアンモナイトです。この化石が見つかったのは標高数百mの山の中。他にも、この地層からは1億年前のエビ、ヒトデ、貝など、海の生き物の化石が見つかっています。ここは、かつて海の底だったのです。海底に生き物の死がいがしずみ、土砂やどろにうまり、長い時間ののちに化石になります。その後、4000万年前に大地は盛り上がり、しっ地になりました。そこに植物が積もって、やがて石炭ができました。これが、地層や化石が伝える北海道の大地の歴史なのです。

理科6年 ふしぎ情報局
地面の下は?
化石を手がかりに地層の見方を知り、地層について調べる。
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地層石炭燃料炭鉱

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