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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene 01 地形を変えていく火山活動 
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火山のふん火が起こると、よう岩だけでなく石や火山灰、火山ガスなども火口からふき出てきます。砂の山の火口に重クロム酸アンモニウムという薬品を置き、これに火をつけて火山の様子を再現すると、ふき上がった灰は山の表面にどんどん積もっていきます。灰は、火口付近だけではなく、山のまわりにまで飛び散り、広がっていました。ふん火でふき出された灰や石は、山のまわりに積もります。また、流れ出たよう岩はじょじょに冷えて固まります。ふん火によってふき出たものは、そのたびに、山やそのまわりの地形を変えてきたのです。

scene 02ふん火によってできる地形
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火山の火口にできた大きな穴「カルデラ」。そのカルデラが水で満たされてできたのが、北海道の摩周湖(ましゅうこ)です。ふん出したよう岩がふもとの森に流れこむと、よう岩に包まれた木が燃え、あとには木の形に固まったよう岩の穴が残ります。富士山の樹海(じゅかい)で300個以上も見られる地形です。富士山山ろくの「白糸の滝(たき)」は、何層にも積み重なったよう岩のすきまから水がふき出ている地形です。鹿児島県の桜島は、1914年の大ふん火でよう岩が海に流れ出し、半島とつながって陸続きになりました。

scene 03地球内部のしくみ
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地球の内部は深くなるほど温度が高く、高温の岩石「マントル」になっています。マントルは地球の内部でつねに動いていて、その上に乗っているプレートは大陸の近くでしずみこんでいきます。しずみこんだプレートはマントルに水分を供給し、マントルはとけて「マグマ」となります。このマグマが上しょうしてたまっている場所が「マグマだまり」です。地しんなどのえいきょうでマグマがさらに上しょうして火山の割れ目を通って地表に出ることが「ふん火」です。地球の内部にたまったエネルギーが一気に外に出る場所。それが火山なのです。

scene 04安全を守る火山活動の観測 
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火山がふん火すると、火山灰やよう岩、火山ガスがふき出て、人々の生活に大きな損害をおよぼす場合があります。1953年、熊本県の阿蘇(あそ)の中岳(なかだけ)が大ふん火を起こし、6人が命を落としました。現在、中岳では定期的に火口を観測し、火口の下のマグマの活動を推測しています。火口の「湯だまり」はマグマの活動が活発になると温度が上がり、蒸発して水位が下がります。また、ふだんはきれいな青緑色の湯だまりがにごることがあります。定期的に観測を続けることで、火山のわずかな変化もとらえることができるのです。

scene 05世界のいろいろな火山 
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1991年、フィリピンのピナツボ山のふん火では、2万mの高さまでふき上げたふんえんがスペースシャトルからも確認できました。1984年、アイスランドのクラプラふん火では、大地を引きさくようによう岩がふき出し、ふん火は全長9kmにもおよびました。よう岩が冷えて固まるとき規則正しい割れ目が入ると、柱が何本も並んでいるように見える地形になります。よう岩が水の中にふき出すと、表面はすぐに冷やされて固まりますが、中の熱いよう岩が割れ目から次々に流れ出て、丸いまくらのような「まくら状よう岩」ができます。

理科6年 ふしぎ情報局
火をふく山
土地は火山の噴火によって変化することを調べる。

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