チャプターあらすじを読む
オープニング
ないようを読む

(オープニングタイトル)

scene 01地しんの国、日本
ないようを読む

1995年の阪神淡路(あわじ)大しん災。2003年の北海道十勝沖(おき)地しん。2004年の新潟中越(ちゅうえつ)地しん。大地を大きく変える地しんは、特に日本とはつながりが深いものです。江戸時代には、地面の下に大きなナマズがいてそれがあばれ、地しんを起こすと考えられていました。過去およそ30年間で、どこにどれくらい地しんが起きたのか丸をつけて示した地図をみると、日本列島の形がわからなくなるほど、多くの地しんが起きているのがわかります。世界で起きる地しんの10回に1回が、日本で起きているといわれています。

scene 02地層がずれてできる断層
ないようを読む

1995年に起きた阪神淡路大しん災。建物がこわれ、火事を起こすなど大きなひ害が出ました。淡路島にある野島断層保存館には、大地の変化が残されていて、地層が大きくずれているのがわかります。このようにずれた地層を「断層」といいます。地しんが起きたときの地面の下の様子を実験で再現してみます。水そうの中に小麦粉とココアを順番に重ね、層を作ります。地しんが起きたときのように、この層に横から力を加えると、層がおされて断層ができました。地しんによって地層に力が加わると、断層ができるのです。

scene 03 地面が液体のようになる液状化現象
ないようを読む

地しんが起きると、海の近くやうめたて地では地下水がふき出し、地面が液体のようになる「液状化現象」が起こることがあります。地中の土管が1m以上も飛び出たところもありました。この様子を実験してみます。ペットボトルに砂を入れ、砂の量の6割の水を入れます。砂の中には土管の代わりに消しゴムを入れ、上には家の代わりにナットを乗せます。地しんのようにしん動をあたえると、砂と水がまざって液体のようになり、消しゴムがうかび、ナットがしずみ始めます。地しんは大地を液体のように変えてしまう力を持っているのです。

scene 04 動いている大地
ないようを読む

地しんが起きる手がかりに初めて気づいたのは、ドイツの気象学者ウェゲナーです。ウェゲナーは、地球の大陸を動かすと、パズルのようにぴったりとくっつくことを発見しました。陸地は長い時間をかけて移動し、今の形になったのです。海の底にある山脈から噴出したマグマが固まり、プレートといわれる岩の板が作られます。プレートは年に数cmほど左右に広がっていき、これに乗って大陸が動くのです。プレートとプレートがぶつかると、プレートがだんだんゆがんでいきます。このゆがみが元にもどるとき、大きなゆれが起こり、地しんが起きます。

scene 05地しんを予知する技術
ないようを読む

人々は昔から、地しんを予知することができないか、ちえをしぼってきました。最新の方法は、地しんを宇宙から予知するというものです。人工衛星から飛んできた電波をアンテナでとらえ、アンテナの位置の変化を記録することで、アンテナの下にあるプレートのわずかな動きをとらえるのです。そのようなアンテナを日本全国およそ1200ヵ所に設置し、年に数cm単位で動くプレートの動きを調べています。地球のこうした動きを知れば、いつ、どこで地しんが起きるのか、分かるようになるかもしれません。

理科6年 ふしぎ情報局
ゆれる大地
地震を測定することによって、 大地が動いていることを発見したプレートテクトニクス理論へ至る。

クリップ

教材きょうざい資料しりょう

教材・資料(先生向け)

配信はいしんリスト

今年度こんねんど放送ほうそう

その放送ほうそう