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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene 01水よう液の性質のちがい
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お茶、炭酸飲料、台所にある酢(す)などの調味料…。わたしたちの身のまわりには、味もにおいもちがうさまざまな水よう液があります。角砂糖を水に入れると、ゆっくりととけていきます。このように水よう液には、砂糖など、何かものがとけています。砂糖水のあまさはとけている砂糖の味なのです。ツンとしたにおいのプールの水には、消毒作用のある「塩素」がとけこんでいます。これがツンとしたにおいのもとです。身のまわりのさまざまな水よう液は、とけているものによってそれぞれ性質がちがうのです。

scene 02水よう液の性質を調べる
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水よう液の性質を調べる道具があります。赤い色と青い色のリトマス紙です。リトマス紙を使って、5種類の水よう液を、酸性、アルカリ性、中性に分けてみましょう。まず塩酸と炭酸水は、青色リトマス紙を赤色に変えますが、赤色リトマス紙の色を変えることはありません。酸性の性質です。石灰水とアンモニア水は、青色リトマス紙の色を変えることはありませんが、赤色リトマス紙を青色に変えます。アルカリ性です。食塩水は、リトマス紙の色を変えることはありません。酸性でもアルカリ性でもなく、中性です。

scene 03水よう液の色の変化をもたらすものは?
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水よう液の性質を色で見分けられる液体を入れると、5つの水よう液はすべてちがう色になりました。その理由を、酸性やアルカリ性の強さを数字で表す「ピーエイチメーター」で調べます。数字の値は0から14に分けられ、真ん中の7が中性です。0に近いほど酸性が強く、14に近いほどアルカリ性が強いことを示します。この機械で調べると、赤い色の水よう液はおよそ1。ピンク色はおよそ5。うすい緑色は9弱。こい黄色はおよそ11。色のちがいは、酸性・アルカリ性の強さのちがいだっのです。

scene 04生き物の暮らしと水よう液の性質
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水族館では魚たちの健康を保つため、魚によって水そうの水の性質を変えています。アマゾン川などにいるエンゼルフィッシュの水そうの水をピーエイチメーターで調べると、6.5。弱い酸性です。アフリカのマラウィ湖にすむ魚たちの水そうの水は、7.7。弱いアルカリ性です。人間もまた、調整された水よう液に支えられています。水道水をつくるじょう水場では、川から取りこんだ水を処理し、消毒薬の量や酸性・アルカリ性など、人が暮らすのに最適な水質に調整しています。生き物は、水よう液の性質を厳重に管理することで守られているのです。

scene 05リトマスごけの不思議な力
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リトマス紙はどのように作られているのでしょうか。製造工場で装置をよく見ると、白い紙を染めている水よう液があります。この水よう液にとけているものの原料は、「リトマスごけ」といわれるものです。リトマスごけは、ヨーロッパで古くから糸を染める原料として使われていました。やがて人々は、リトマスごけの不思議な力に気づきます。酸性やアルカリ性の水よう液にふれると色を変える成分があるのです。こうしてリトマスごけは、水よう液の性質を調べるリトマス紙の原料になったのです。

理科6年 ふしぎ情報局
酸とアルカリ
水溶液には、酸性・アルカリ性・中性のものがあることを調べる。

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