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オープニング
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観察(かんさつ)し、仮説(かせつ)を立て、実験(じっけん)をし、考察(こうさつ)する。科学の考え方を学べ。『考えるカラス』。(オープニングタイトル)

scene 01考える観察「ぜんまいで走るおもちゃの車」
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まずは、“考える観察(かんさつ)”から。ぜんまいで走る車のおもちゃ。ちょっとうしろに引くだけで、よく走ります。今日はこれを観察します。どうやら、うしろに引くときに中のぜんまいがまかれて、それがもどる力で走るようです。しかし、どう見ても、ぜんまいをまいた距離(きょり)より長く走っています。

scene 02引いた距離の何倍くらい走るか
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一体、引いた距離(きょり)の何倍走るのか。10cm引いて、どれだけ走るのかはかってみます。まずは10cm。そして20cm、30cm、40cm、50cm、まだ走ります。60cm、70cm、80cm、90cm…。100cmをこえたところでやっと止まりました。全部で107cm。ぜんまいをまいた距離の10倍以上走りました。

scene 03どんなしかけがある?
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一体、中はどうなっているのでしょうか。車を分解(ぶんかい)し、どんなしかけがあるのか、動かして観察(かんさつ)します。うしろに引いて、車体を持ち上げて車輪(しゃりん)を空回りさせます。よく見ると、ぜんまいが入っているボックスの横に出ているピンの動きがへんです。車をうしろに引いてぜんまいをまいているときは左下にあるのに、タイヤをうかして回すと、右上に移動(いどう)します。ぜんまいをまくときは左下で、タイヤを回すと右上に行きます。これはあやしい。

scene 04小さなピンの動きが…
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この動くピン、ためしに木片(もくへん)をさして、動かなくしてみます。車をうしろに引いて走らせてみますが…、すぐ止まってしまいます。ぜんまいをまいた距離(きょり)しか走りません。木片をぬくと、やはり、よく走ります。しかし、なぜこのピンが動くとよく走るのでしょうか。考える観察(かんさつ)。

scene 05デデニオン「氷上の穴」
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三人が氷の上を歩いていくと、氷に穴(あな)があいていました。穴から向こうに、氷がわれた細い水路のようなものができています。これは何でしょう。ここで仮説(かせつ)。シャチが背(せ)びれを出したままこの穴まで泳いできた。もう一つ仮説。ハンマー投げのハンマーが落ちて氷がわれてできた形。さらに仮説。潜水艦(せんすいかん)が潜望鏡(せんぼうきょう)を出したままやってくる水路。するとそこへ、長いぼうを細い水路にさしたままおじさんがやってきて…。

scene 06考える練習「回転する車輪」
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今日は、自転車の車輪(しゃりん)を使った問題です。この車輪のじくにはひもがついていて、手をはなすとひもにぶら下がります。じくについているもう一本のひもを使って、車輪を両がわからささえるように、上からつるします。そして、この車輪を手で回します。ここで問題。この状態(じょうたい)のまま、片(かた)がわのひもをはさみで切ってしまいます。すると、車輪のかたむきはどうなるのでしょうか。1.たおれて水平になる。2.たおれない。3.ちょうど45度のかたむきになる。答えは最後(さいご)に…。

scene 07考える練習~解答編
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考える練習「回転する車輪(しゃりん)」の答えです。左がわのひもを切ると、車輪のかたむきはどうなる? 実際(じっさい)にやってみると…、車輪はたおれず、そのまま横に回り始めました。答えは、「2.たおれない」でした。でも、どうしてでしょう。ひもを切ったとき、車輪は重力に引かれてたおれようとします。しかし、回転するものには、回転のじくの向きをかえようとする力がはたらくと、 その力とちょ…。ここから先は、自分で考えよう。これからはみんなが、考えるカラス。

考えるカラス~科学の考え方~
#18
考える観察「ぜんまいで走るおもちゃの車」/デデニオン「氷上の穴(再)」/考える練習「自転車の車輪をひもにつり下げ回転させる。片側のひもをはさみで切ると?」

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