チャプターあらすじを読む
scene 01三色の炎で“大科学実験マーク”を作る
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棚にたくさん並べられたガラスの皿。中に入れたアルコールに次々に火を点けていきます。今日は、炎に色をつけて、三色の“大科学実験マーク”を作ります。誰もが当たり前だと思っている自然の法則や科学の知識。でも、それは本当なのでしょうか。答えは、やってみなくちゃわからない、大科学実験で。

scene 02塩が炎にかかると黄色に変わる?
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実験レンジャーの二人が、チキンを網にのせて焼いています。塩を振ります。よく見ると…。網の下の炎が黄色に変わりました。塩が炎に振りかかると、炎の色が黄色に変わります。塩のせいなのでしょうか。

scene 03いろいろな物質を炎に入れると…
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塩を炎に入れて確かめてみます。ガスバーナーの青い炎の中に食塩を入れると、炎の色が黄色に変わりました。ほかの物質でも、炎の色は変わるのでしょうか。銅の粉を炎に入れると、水色のような色(青緑色)になりました。7種類の物質を用意しました。それぞれ炎の中に入れてみると、物質によって炎に入れたときに出る色が違うことがわかります。

scene 04170個の皿に火をともして
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今回の大実験では、色のついた炎で、大きな“大科学実験のマーク”を作ることに挑戦します。使うのは、ガラスの皿。皿に物質とアルコールを入れて点火し、色のついた炎を作ります。実験は、火を使っても安全な施設で行います。まず床にプールを作り、水を張ります。次に水の上に張り出すように、階段状の棚を設置しました。この棚に、ガラスの皿を並べていきます。並べた皿の数は、170個。さあ、大実験です。

scene 05水面に反射させて大きな円を
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実験に使うのは、炎に入れると、ピンク、黄色、水色のような色が出る3種類の物質。それぞれの物質が入った皿を3重の半円になるようにセットします。そして、すべての皿にアルコールを注ぎます。床に張った水面に皿が映って、遠くから見ると大きな円に見えます。皿の炎の色が変われば、水面に反射してマークができるはず。きれいな円を作るために、いちばん下の皿は、水につかるぎりぎりに置きます。

scene 06いちばん下の段だけ炎の色が変わらない
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いよいよガスバーナーで点火。上の段から火を点けていきます。皿の中のアルコールが燃え尽きるまでの時間は3分。炎の色が変わるには少し時間がかかるため、すばやく火を点けなければなりません。火を点け始めてから1分30秒。ようやくいちばん下の段まで火が点きました。すべての炎の色が変わるのを待ちます。もう少しです。そして、炎の“大科学実験マーク”が完成! しかし…、ちょっと変です。炎の色が変わっていない列があります。いちばん下の段です。どうしてでしょう。その段だけ皿が水につかっています。これが原因でしょうか。

scene 07温度が低いと炎の色は変わらない
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炎の色が変わる物質の入った皿を、水につかるようにセットし、火を点けてみます。炎はずっと青いままです。皿を水から上げてしばらくすると、色が変わりました。水の影響を受けているようです。特殊なカメラで、皿の温度を比べてみます。すると、水につかっている皿のふちは、水から上げた皿のふちと比べて、温度が低いことがわかります。温度が低いと、炎の色が変わらないようです。そこで、皿が直接水に触れないように、皿をボウルに入れてから置きました。さあ、再挑戦です。

scene 08炎の“大科学実験マーク”完成!
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次々に皿のアルコールに点火していきます。すべての皿に火が点きました。どんどん炎の色が変わっていきます。水面ぎりぎりの皿はどうでしょう。ピンクも黄色も、きれいに出ています。マーク完成。ビューティフォー! 物質には、炎に入れたときに色が出るものがあります。今回の実験では、この性質を使って、大きな炎の“大科学実験マーク”を作ることができました。また、色が出るには温度が影響することもわかりました。だから、やってみなくちゃわからない、大科学実験で。

大科学実験
実験55 色が変わる炎
銅やナトリウムを炎に入れると、反応して炎の色が変わる。3色の炎で番組のロゴマークを描けるだろうか。

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