チャプターあらすじを読む
オープニング
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(オープニングタイトル)

scene 01今日のテーマは『春のこん虫』
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「わたし、カモカモ! しゅみは、星を見ること。とくぎは、バク転。大好物は、みんなの予想なの。ああなのカモ?…こうなのカモ?…っていっぱい予想してくれるとうれしいな」。ふしぎモンスターのカモカモがあらわれました。「今日のテーマは、『春のこん虫』。まずは、これを見て!」。

scene 02冬と春でこん虫をくらべると?
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春になると、いろいろなこん虫を見かけます。冬と春で、こん虫をくらべてみましょう。まず、野原にいるカマキリ。くらべると、何がちがう? 冬はたまご、春は幼虫(ようちゅう)。春の幼虫は小さな虫を食べています。でも冬は…? モンシロチョウの場合はどうでしょう。冬はサナギ、春は成虫。成虫は花のみつをすっています。最後は、林にすむオオミドリシジミというチョウ。冬はたまご、春は幼虫。幼虫は葉っぱを食べています。冬と春。どんなことに気がつきましたか? そう、冬はじっとしていますが、春になるとどのこん虫もみんな動き出します。ふしぎ~!

scene 03なぜ春になると動き出すのかを予想!
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今日予想してほしいのは、「いろいろなこん虫が春になると動き出すのはどうしてなのか?」。予想するには手がかりが必要です。ほかに冬と春で変わるものはないでしょうか。冬と春のちがい、さがしてみてください。まずは街を歩く人。冬は…? 春は…? 次は空の様子。冬の朝6時前の空は…? 春、同じ時間の同じ街の空は…? 山の様子はどうでしょう。冬と春をくらべると…? 林は…? 野原は…? 予想する手がかりは見つかりましたか?

scene 04手がかりさがし「山の色、野原の色」
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埼玉県新座(にいざ)市立野寺(のでら)小学校のみんなも、予想に挑戦(ちょうせん)しました。「がんばるぞー! オーッ!」。まずは手がかりさがしから。林、野原、朝、人、富士山(ふじさん)。いろいろなものの、冬と春で変わったことは何でしょう。「富士山は、冬は雪が積もっていて白でいっぱい。春は青と白」。春は雪がとけて、山の色が変わるというわけですね。野原の草の色が変わることに気づいた子もいました。野原が冬は茶色、春は緑。これも手がかりになるかな?

scene 05手がかりさがし「日の長さ、人の服装」
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日の長さのちがいに気づいた子も。「冬は夜になるのが早い。『5時に帰ってきなさい』って言われる。春だったら『6時に帰ってきて』って」。人の服装(ふくそう)のちがいに気づいた子も。冬はあつぎ、春はうすぎです。冬と春とくらべていろいろ見つけたこと、こん虫が春になると動き出すのはなぜかを予想する手がかりになりましたか。みんなが予想を書き始めました。「わぁ、わたしの大好きな予想よ!」とカモカモ。「いただきまーす!」。カモカモはみんなの予想をもぐもぐ。「おいしい!」。すると…、カモカモの体からいろいろな予想が出てきました。

scene 06予想の例「冬は虫が雪にうまる?」
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みんなの予想。まずはこれ。『冬は虫が雪にうまっちゃう』。どういうことでしょう。「冬は虫が雪にうまって死んじゃう。春だと雪がないから死なない」。春になると雪がとけるから、こん虫があらわれるということですね。ほかにも、「冬は寒いから虫も動きたくない。春はあたたかくなったからのびのびしたくなる」という意見。こん虫も、春あたたかくなると動き出したくなるという予想です。

scene 07予想の例「食べものがあるから?」
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『食べもの』と予想した子たちもいました。どういうことでしょう。「冬は食べものがないからサナギ。春は食べものがあるから出てくる」。こん虫の食べものは葉っぱだから、葉っぱのある春になると出てくるというわけです。

scene 08予想の例「天敵に気づかれないため?」
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別のグループは、『てんてきたち』。どんな予想でしょう。「春は気温が上がるから、雪がとけて植物がのびる。天敵(てんてき)たちに気づかれないために植物に集まってくる」という意見です。葉っぱがあると天敵から身をかくせるから、葉っぱが出る春になるとこん虫があらわれるということですね。冬と春で変わるものを手がかりに、“おいしい”予想がいっぱい出てきました。みんなはどんな予想ができますか? 

scene 09場所によりサクラのさく時期がちがう
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最後にもう一つ。実は、こん虫だけでなく、植物も春になると様子が変わります。どうしてでしょう? たとえば、ソメイヨシノというサクラ。花がさく時期を東京、仙台、函館(はこだて)の3か所で調べてみました。3月25日ごろ。どこもまだ芽のままです。4月5日ごろ。東京はさき始め、仙台は芽がほころび、函館はつぼみのまま。4月10日ごろ。東京は少し散り始め、仙台は満開、函館はまだつぼみのままです。4月15日ごろ。東京は葉が出始め、仙台はまだ満開で、函館は芽がふくらんできました。5月初め。函館は満開。東京と仙台はすっかり若葉(わかば)になっています。場所によってさくらのさく時期がちがうのはどうしてでしょう。

ふしぎエンドレス 理科4年
春になると?
春になると、いろいろなこん虫を見かけるようになるのはどうして?冬と春の林や野原、服装などをくらべて、気づいた手がかりをもとに予想しよう!