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scene 01洪水を防ぐため、川にはどんな工夫がある?
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大雨がふると、川の水が増えて大きな被害(ひがい)が出ることがあります。洪水(こうずい)を防ぐために、川にはどんな工夫があるのでしょう。「どんな工夫? 調べテミルン!」とテミルン。

scene 02手がかりさがし「上流、中流、下流を比べると…」
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洪水(こうずい)を防ぐ工夫を川でさがしてみました。上流では、ダムを見つけました。たくさんの水がためられています。「川に水を流しているのかなあ?」とテミルン。中流の川岸を見てみると、一方にはブロックが置かれています。でも反対がわの岸を見てみると…。「あれ? ブロックがない!」。下流に来ると、土手と川のあいだが広場になっています。「なんでだろう?」。洪水を防ぐ工夫は川の場所によってちがうのです。「え? どうして?」。

scene 03手がかりさがし「川の様子を見てみると…」
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川の様子を手がかりに考えてみてください。まずは上流。雨がふると…。「すごい勢いで流れてる!」とテミルン。中流。川がカーブしています。カーブの内がわと外がわの、流れの速さに注目してください。下流。川はばが広くなりました。大雨になると…。洪水(こうずい)を防ぐ方法が川の場所によってちがう理由を考えてみてください。

scene 04予想の例「ダムで水をせきとめて調整している」
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東京都練馬(ねりま)区立関町(せきまち)小学校のみんなに予想してもらいました。まずは、上流にダムがある理由についての予想です。「雨が多くふるときはダムの水をためておいて、雨が少ないときに水を出すから洪水(こうずい)を防げると思います」という予想。上流では、雨がふると水の量が一気に増えて流れが速くなる。だから、上流にあるダムで水をせきとめて、川の水が増えすぎないように調節しているのでは、と予想したのです。

scene 05予想の例「水でけずられないよう川岸を固めている」
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土手にあったコンクリートについては? 「土手がけずれると町まで被害(ひがい)がおよぶから、浸食(しんしょく)されないようにコンクリートでかべを作っている」と考えた子。流れる水には土をけずる働きがある。だから川岸を固めている、という予想です。

scene 06予想の例「水の勢いが大きい外がわを固めている」
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でも、どうしてかたほうの岸だけなのでしょう。「カーブしている外がわのほうが水の勢いが速いので、それをコンクリートでせきとめていて、内がわは流れが速くないのでコンクリートにするほどでもない」と予想した子。カーブの外がわのほうが水の流れが速く、土をけずる力が大きい。だから外がわだけを固めている、と考えたのです。「水の量や流れの速さは場所によってちがう。だから、洪水(こうずい)を防ぐ工夫もちがうのか」とテミルン。

scene 07洪水対策の例「湖を作る」
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とつぜんですが、テミルンからのお願い。「ぼくが考えた町の地図。みんなが予想したことを手がかりに、この町の洪水対策(こうずいたいさく)を考えてほしいんだ」と言います。みんな一生けんめい考え始めました。意見を聞かせてもらうと…。「湖を作ろうよ」。「わたしは、湖はいいと思います」。「湖に水をためるってこと? ためすぎると逆に洪水しちゃう。洪水するところを増やしちゃうじゃないか」。「そうしたら川にもどせばいいじゃないか」…。上流に湖を作り、大雨で増えた水をためる。湖がいっぱいになったら川にもどす、という方法ですね。「ダムみたいに、川にもどす量を調整すればいいのかな?」とテミルン。

scene 08洪水対策の例「川を作る」
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このクラスでいちばん多く出た意見が…『川を作る』。川からさらに川ができています。どうしてこうなったのかな? 「水の量が増えたときに、人工的に川を作って、水の量が増えすぎないようにほかのところに流して、水の量をなるべく少なくしてはんらんを防ぐためです」と考えました。1本の川を分けて水の量を少なくすることで洪水(こうずい)を防げるのでは、と考えたんですね。「すっごーい。これなら防げそう。それでは、いっただっきまーす。もぐもぐもぐ」とテミルン。ほかにも洪水を防ぐ対策(たいさく)はあるのかな? 川の上流、中流、下流の様子を手がかりに考えてみましょう。

ふしぎエンドレス 理科5年
洪水(こうずい)を防ぐには?
洪水(こうずい)を防ぐため、川の周りにはいろいろな工夫が見られる。でも、その工夫は上流、中流、下流でちがう。いったいなぜだろう?

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