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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene01 「ギョーザ」の町、宇都宮
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今日のテーマは、イチゴの生産(せいさん)が日本一の栃木(とちぎ)県。関東地方の北部にあり、県庁所在地(けんちょうしょざいち)は宇都宮(うつのみや)市。県の人口はおよそ198万です。栃木県を知るためのキーワードは、「ギョーザ」、「かんぴょう」、そして「日光(にっこう)」。宇都宮市の名物は、なんといってもギョーザです。一年間に一人当たりのギョーザにかけるお金が全国でもトップクラス、なんと、ギョーザの像(ぞう)まであります。今では300軒(けん)以上の店が味をきそっています。

scene02 「かんぴょう」の生産が日本一
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イチゴ、ニラ、ナシなど、農産物(のうさんぶつ)がたくさんとれる栃木県は、お寿司(すし)に使われるかんぴょうの生産も日本一です。かんぴょうの材料(ざいりょう)は、夏にスイカのような丸い実をつける夕顔(ゆうがお)。その実でかんぴょうを作ります。専用(せんよう)の機械(きかい)を使って、細くひも状(じょう)にけずります。二日間ほしたら完成(かんせい)。栃木県は、全国のかんぴょうの98%を生産しています。

scene03 有名な観光地「日光」
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栃木県の有名な観光(かんこう)地といえば、日光。年間およそ1000万人がおとずれます。くねくねとした急なカーブが48もつづく「いろは坂」には、紅葉(こうよう)を見に全国から人が集まります。火山の噴火(ふんか)でできた中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)のまわりには、ゆたかな自然(しぜん)が広がります。湖から流れ出した水が一気に97m落ちるのが、華厳の滝(けごんのたき)。冬になると滝がこおり、巨大な氷の柱となります。そして日光でわすれてはならないのが、日光東照宮(とうしょうぐう)です。

scene04 日光東照宮とは
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みえるくんがやってきたのは、日光東照宮の境内(けいだい)。むかえてくれたのは、1973年から日光東照宮ではたらいている高藤(たかふじ)さんです。「東照宮は、徳川家康公を神様としておまつりした神社なんですね」(高藤さん)。昔、日本では、領土(りょうど)を広げようと武士(ぶし)がたたかいをくりかえしていました。今からおよそ400年前、たたかいを終わらせ、日本をまとめたのが徳川家康です。家康が死んだあと、偉大(いだい)な父を神様としてまつるため子どもたちがつくったのが、日光東照宮です。

scene05 「見ざる、言わざる、聞かざる」
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東照宮には門や建物(たてもの)にたくさんの彫刻(ちょうこく)がほどこされています。その数およそ5000体。動物の彫刻が多いのが特徴(とくちょう)です。なかでもいちばん有名なのが、「見ざる、言わざる、聞かざる」の3びきのサル。見えないように目をかくしたり、口をおさえたり、耳をおさえたり。サルたちはなぜこんなかっこうをしているのでしょう。「これは、まだ子どもなんですね。だから、悪いことを見たり、悪い話を聞いたり、悪い言葉を使ったりしてはいけません。そういう教えなんです」(高藤さん)。

scene06 世界遺産の日光東照宮
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東照宮でもっとも有名な建物(たてもの)が、「陽明門(ようめいもん)」です。門には全部で508体の彫刻(ちょうこく)があります。日がくれるまで彫刻をながめていてもあきないといわれることから、「日暮門(ひぐらしもん)」ともよばれています。日光東照宮をふくめた二つの神社と一つのお寺は、世界遺産(いさん)に登録(とうろく)されています。世界遺産とは、長い歴史のなかでつくられた文化や自然(しぜん)を守っていこうとするもの。でも、それを守るためにはたいへんな苦労(くろう)があります。

scene07 修理し守っていく技術
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深い森にかこまれた日光東照宮は、一年中、雨や雪にさらされます。そのため、かべや柱がいたんできます。ベテランの職人(しょくにん)、佐藤さんは、東照宮を修理(しゅうり)しながら守っています。まず見せてもらったのは、かべや柱を保護(ほご)するためにぬる塗料(とりょう)作り。ウルシの木からとれる樹液(じゅえき)、「うるし」を、色の粉(こな)とまぜあわせ、よくねります。よくまぜないと、かべにぬったときにきれいに仕上がりません。そのため、5時間もかけてたんねんにねっていきます。

scene08 伝統を守りつたえていく
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塗料(とりょう)をぬるときに使うのが、木のへら。うるしはペンキのようにさらさらしていないので、ふでやはけではうまくぬれません。木のへらはうるしをぬるのにてきしているため、昔から使われてきました。大事なのは、うすくぬること。なんと、かみの毛1本分のうすさです。あつくぬってしまうと、かわいたときにはがれてしまうのです。「ペンキのような塗料でぬるとかんたんですが、価値(かち)が下がってしまうので、こういう手間ひまかけて、伝統(でんとう)を守りつたえていこうとやっています」(佐藤さん)。

scene09 次の世代に技術をつたえる
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次に見せてもらったのは、彫刻(ちょうこく)の色づけです。見本を見ながら、作られた当時と同じように色をぬっていきます。ベテランの職人(しょくにん)が、わかい人たちに技術(ぎじゅつ)を教えていきます。「江戸時代からずっと技術を伝承(でんしょう)してきたんですね。後継者(こうけいしゃ)をのこすということは、文化財(ざい)を守るということにつながっていくと思います」(ベテランの職人)。昔からつづいてきた技術を次の世代につないでいく。そうやって文化財は守られていくのです。

scene10 チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! クローバーの葉のような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.長良川(ながらがわ)というきれいな川が流れている。ヒント2.「日本の屋根」といわれる北アルプスがある。ヒント3.世界遺産(いさん)の白川郷(しらかわごう)が有名。答えは…、岐阜(ぎふ)県でした。岐阜県は、中部地方にあります。

scene11 みんなで守る文化財
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1995年に世界遺産(いさん)に登録(とうろく)された白川郷には、114軒(けん)の昔ながらの家がのこっています。手と手を合わせて合掌(がっしょう)する形ににていることから、「合掌づくり」とよばれます。屋根にはススキなどを乾燥(かんそう)させた「かや」を使っているため、およそ30年に一度、新しくしなければなりません。屋根を新しくする作業は集落の人たちにとって大切な行事の一つ。子どもからお年よりまで、みんなで手つだいます。白川郷では村をあげて文化財(ざい)を守っているのです。

見えるぞ!ニッポン
栃木県~日光の社寺~
1999年に世界遺産に登録された日光東照宮を代表とする日光の社寺。美しい建物と景観を保っているのは、日光の社寺だけを専門に保存・修理する職人集団だった。

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