チャプターあらすじを読む
オープニング
ないようを読む

(オープニングタイトル)

scene01 今日のテーマは「学生服」
ないようを読む

4月といえば、学生服。今日のテーマは、学生服に関係(かんけい)があります。学生服の生産額(せいさんがく)を表したグラフを見ると、日本一は、およそ70%を生産している岡山県です。岡山県は、中国地方の東がわ、瀬戸内海に面しています。人口は、およそ193万。県庁(けんちょう)があるのは岡山市。晴れの多い気候(きこう)に合わせた、ぶどうや桃(もも)などの生産がさかんです。さっそく岡山県に行って、学生服について調べてみましょう。

scene02 学生服の工場をたずねてみると…
ないようを読む

みえるくんがやってきたのは、岡山県の「学生服ショールーム」。およそ200校の学生服を展示(てんじ)しています。岡山県の倉敷(くらしき)市やそのまわりには学生服のかんばんがいっぱい。工場には学生服のもとになる生地がたくさんおかれていました。びみょうな色合いやはだざわりのちがいなど、なんと5000種類(しゅるい)。学生服は同じものを短期間にたくさん作らなければなりません。そこでかつやくするのが、一度に50まいの生地を切ることができる機械(きかい)。わずか4分で、必要(ひつよう)な形の生地が出てきました。

scene03 いろいろな形の生地をぬい合わせる
ないようを読む

生地をぬい合わせる工場では、いろいろな形の生地を80人が手分けしてぬい合わせていきます。男子学生服の場合、そでやポケットなど、100種類(しゅるい)以上ものパーツに分けられます。そでつけの作業では、丸い形のそでと胴体(どうたい)の部分を専用(せんよう)のミシンを使ってぬい合わせていきます。学生服のポケットにはふたがついています。雨が中に入らないようにする「あまぶた」です。ここでも専用のミシンが大かつやく。ポケットのあなあけ、ふた作り、そしてふたのぬいつけを、一度にやっていきます。

scene04 よりじょうぶに、より着やすく
ないようを読む

工場では一着の学生服を作るのに、専用(せんよう)のミシンを30種類(しゅるい)も使います。一日に作られる男子学生服はおよそ300着です。一方、女子学生服の新しいデザインを考える人たちもいます。ポイントは、ポケットのつけ方。少し位置(いち)をかえるだけで、見た目の感じがかわります。学生服は毎日着るものなので、見た目はもちろん、じょうぶで着やすいことも大切です。よりじょうぶに、より着やすく。学生服は少しずつかわってきているのです。

scene05 なぜ岡山県に学生服のメーカーが多い
ないようを読む

でも、どうして岡山県には学生服のメーカーが多いのでしょう。岡山県には学生服を作る会社がおよそ60もありますが、同じようなところに集まっています。そのひみつは、綿(わた)という植物。タオルや下着などにもよく使われていますが、学生服の材料(ざいりょう)にもなります。岡山県の海ぞいは晴れが多くて雨が少ないので、綿のさいばいに合っていたのです。昔、綿を作っていたところと学生服を作っているところはほとんど同じところ。その一つが児島(こじま)という町です。この町に学生服のひみつをたずねてみましょう。

scene06 昔ながらの小さな作業場
ないようを読む

倉敷市の児島。昔ながらの学生服作りが今もつづいています。町の中には、学生服を作る小さな作業場がいくつもあります。はたらいているのは、ほとんどが地元の人たちです。松本さんは、この道50年のベテランです。むすめさんのほか、近所の人たち4人で学生服の上着をぬっています。松本さんの小さな作業場では、工場のようにたくさんの機械(きかい)を使うことができません。一人ひとりが、一台のミシンでいくつもの作業をこなさなければなりません。

scene07 一人でいくつもの作業を
ないようを読む

松本さんがミシンの部品を取りかえました。ポケットのふたを作るとき、えりやそでを作るとき、それぞれのぬい方はびみょうにかわります。そのため松本さんは、生地をおさえる金具を使い分けているのです。このように、一台のミシンを使って何種類(しゅるい)もの作業を行うことで、少ない人数でも学生服を作ることができます。午後3時すぎ、松本さんの孫(まご)、けいすけくんがやってきました。けいすけくんの学生服も、松本さんがぬったものです。児島にはこうした作業場が数十軒(けん)あり、学生服作りをささえています。

scene08 工場と町の作業場が力を合わせる
ないようを読む

児島の学生服作りがどうなっているかを図で表してみます。まず、メーカーから作業場に注文がきます。松本さんは、男子学生服の上着が専門(せんもん)です。そのほか、ズボンだけ、スカートだけなど、いろいろな専門に分かれています。こうした作業場が力を合わせることで、学生服を作っているのです。一ヵ所でたくさん作る工場と、町ぐるみで手分けして作る児島の人たち。その両方が、岡山県日本一のひみつです。

scene09 チーズちゃんの「都道府県クイズ」
ないようを読む

チーズちゃんの「都道府県クイズ」! いちごが引っくり返ったような、ある都道府県の形。どこだかわかりますか。ヒント1.陸地(りくち)にかこまれていて海がない。ヒント2.世界遺産(いさん)の東照宮(とうしょうぐう)がある。ヒント3.ギョーザが大すき。答えは…、栃木県でした。栃木県は関東地方の北にある、丸い雲のような形の県です。

scene10 いちご生産、40年連続日本一
ないようを読む

栃木県の南部は、冬、晴れの日が多く、そうしたとくちょうを生かした特産(とくさん)品があります。いちごです。40年以上、連続(れんぞく)日本一の生産量(せいさんりょう)をほこっています。3月から4月にかけて、農家は収穫(しゅうかく)に大いそがし。そんな農家の強い味方が、「いちご収穫専用(せんよう)台車」です。この台車、足を使ってうしろに下がりながら収穫していきます。ポイントは、すわったまま作業ができること。足やこしがつかれないので、作業のスピードも上がりました。一日に一人で100パック以上収穫します。

scene11 都道府県にはひみつがいっぱい
ないようを読む

「いちごの収穫(しゅうかく)で、あんな台車を使っているなんて、びっくりしたよ」とみえるくん。都道府県には、それぞれいろいろなとくちょうやひみつがいっぱいあるんですね。これから、ほかの都道府県についても勉強していきます。みんなも、日本一や地域(ちいき)のじまんがあったら教えてくださいね。

見えるぞ!ニッポン
岡山県~学生服~
岡山県では日本一たくさん学生服を作っている。1度に50枚以上の生地を切る事ができる機械がある工場を訪問。100以上のパーツから学生服が作られる様子を紹介する。
関連キーワード:
岡山県岡山市学生服

クリップ

教材きょうざい資料しりょう

教材・資料(先生向け)

配信はいしんリスト

今年度こんねんど放送ほうそう

その放送ほうそう