チャプターあらすじを読む
オープニング
ないようを読む

(オープニングタイトル)

scene01 根強い人気、「坂本龍馬」
ないようを読む

今日のテーマは、高知県。高知県は四国の南がわにあり、人口はおよそ74万。県庁(けんちょう)があるのはは高知市です。高知県を知るキーワードは、この三つ。「坂本龍馬(さかもとりょうま)」、「土佐犬(とさいぬ)」、「四万十川(しまんとがわ)」。高知県が生んだ英雄(えいゆう)、坂本龍馬。今から150年ほど前、日本を一つにまとめて強い国にしようと活躍(かつやく)しました。“龍馬”人気は今もおとろえません。高知と東京をむすぶ飛行機(ひこうき)にも龍馬の絵が…。坂本龍馬は、時代をこえた日本のヒーローなのです。

scene02 「土佐犬」、「四万十川」
ないようを読む

迫力(はくりょく)ある顔と大きな体で知られる土佐犬。「土佐」とは、高知県の昔のよび名です。高知県では昔から、犬どうしをたたかわせる「闘犬(とうけん)」がさかんでした。すもうのように、土俵(どひょう)で試合(しあい)が行われます。横綱(よこづな)土佐司(とさつかさ)号は、ダントツの強さをほこるチャンピオン。そして、高知県の西部を流れる四万十川。自然(しぜん)ゆたかなすがたをのこす「日本最後(さいご)の清流(せいりゅう)」とよばれています。そして高知県は、あるお魚でも有名です。それは…。

scene03 「カツオのぼり」?
ないようを読む

みえるくんがやってきたのは海の近く。こいのぼりのようなものが立っていますが、よく見るとそれは「カツオのぼり」。ここではカツオがたくさんとれるので、こいのぼりではなくカツオのぼりをあげるのだそうです。みえるくんは本物のカツオを見に、港へやってきました。高知県の西部、黒潮町(くろしおちょう)の佐賀(さが)漁港(ぎょこう)です。高知県は日本有数のカツオの産地(さんち)。佐賀漁港は県内でいちばん水あげの多い港です。高知県でカツオがたくさんとれるわけは、高知の沖(おき)を流れる海流、「黒潮」にあります。

scene04 「初ガツオ」と「もどりガツオ」
ないようを読む

カツオは春になると、黒潮(くろしお)に乗って高知県の沖(おき)を北へ向かいます。このときとれるカツオを「初(はつ)ガツオ」といいます。秋になるとカツオは北から南に帰ります。これを「もどりガツオ」といいます。黒潮町の神社にある150年前の絵馬(えま)にはカツオ漁(りょう)の様子がえがかれています。昔は小さな船で行けるくらい、近くでカツオがとれたのです。1ぴきずつさおでつりあげる「一本づり」です。今もこの一本づりで漁が行われ、何日も沖へ出てむれを追いかけます。10か月間、漁をつづける船もあります。

scene05 みえるくんもカツオ漁に
ないようを読む

みえるくんもカツオつりにつれていってもらうことになりました。さそってくれたのは、カツオをつって55年の大ベテラン、浜町(はままち)さんです。午前2時半に港で待ち合わせ。海を走ること3時間。港から35km沖(おき)にやってきました。まずはカツオのむれをさがします。目じるしは海鳥。カツオに追われた小魚をねらって集まっているのです。むれがいるとにらんだ浜町さん、急いで漁(りょう)の準備(じゅんび)です。えさの代わりに使うのが「カブラ」。カツオが食べるタコやイカ、小魚ににせたつりばりです。

scene06 次から次へとカツオが!
ないようを読む

浜町さんの漁(りょう)は「ひきなわ漁」といって、カブラをつけた糸を海に流してつります。むれをさがして場所を移動(いどう)したとたん、次から次へとカツオがかかりました。遠くで漁をする一本づりとちがい、ひきなわ漁はその日のうちに帰るので、カツオをより新鮮(しんせん)なまま港へ持ち帰ることができます。この日は27ひきのカツオをつりあげました。

scene07 高知名物「カツオのたたき」
ないようを読む

カツオ料理(りょうり)でいちばん有名なのが、「カツオのたたき」。高知名物として、昔から食べられています。「たたき」は、わらをやいた火でカツオをあぶって作ります。表面をやくと、なまぐささが消えておいしくなるのです。外はこんがり、中は生のままです。「たたき」というのは、塩(しお)やタレをしみこませるために、包丁(ほうちょう)や手でたたくから、といわれています。たたきだけでなく、カツオにはほかにもいろいろな食べ方があります。それを調べてみましょう。

scene08 土佐で生まれたカツオ節
ないようを読む

みえるくんがやってきたのは、土佐市。ここではカツオを使ったあるものが作られています。まるでぼうのように見える「カツオ節(ぶし)」です。ふだんわたしたちが食べているカツオ節は、ぼうのようなカツオ節をけずったものなのです。料理(りょうり)にかけたり、だしを取ったり、日本料理にはかかせない存在(そんざい)です。カツオはいたみやすいため、昔からほして加工(かこう)されていました。それがカツオ節です。今のカツオ節の作り方は、ここ土佐市で生まれ、各地(かくち)に広まったといわれています。

scene09 できあがるまでに半年
ないようを読む

カツオ節(ぶし)の作り方。まずカツオをにて、ほねを一本一本取ります。次に、まきをもやしたけむりに、一日3時間、1か月間当てます。けむりと熱(ねつ)がばい菌(きん)をころし、いいかおりをつけるのです。そして温度と湿度(しつど)の高い部屋でねかせておくと、表面に粉(こな)のようなものが…。これは人には無害(むがい)なカビ。このカビが生えることで、かんそうしてうまみのつまったカツオ節になります。カビをつけては太陽の光でかわかす。これを4回くりかえしてようやくできあがり。ここまで半年近くかかるのです。

scene10 チーズちゃんの「都道府県クイズ」
ないようを読む

チーズちゃんの「都道府県クイズ」! 漁船(ぎょせん)がさかだちしたような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.落花生の生産量(せいさんりょう)日本一。ヒント2.日本の空の玄関(げんかん)、成田(なりた)空港がある。ヒント3.しょうゆ作りがさかん。答えは…、千葉県でした。千葉県は、関東(かんとう)地方の南がわにあります。

scene11 銚子の「大漁旗」
ないようを読む

千葉県の東のはしにある銚子(ちょうし)市。ここには港町ならではの伝統工芸(でんとうこうげい)があります。魚がたくさんとれたとき船にかかげる「大漁旗(たいりょうばた)」です。作り方は、まず、のりを使って絵や文字をかきます。次にすなをかけます。こうすることで、のりをぬってある部分が早くかわきます。かわいたら色をつけて仕上げていきます。新しい船のおいわい用に作られていましたが、最近(さいきん)では結婚(けっこん)や出産(しゅっさん)、入学いわいなどにもおくられています。

見えるぞ!ニッポン
高知県~カツオ~
カツオの一本釣りで有名な高知県。「カツオのたたき」という名物料理や、半年もの時間をかけてつくられる「カツオぶし」づくりを紹介する。

クリップ

教材きょうざい資料しりょう

教材・資料(先生向け)

配信はいしんリスト

今年度こんねんど放送ほうそう

その放送ほうそう