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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene01 「トキ」を保護し、育てる
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今日のテーマは、新潟(にいがた)県。新潟県は本州の日本海がわにあり、人口はおよそ231万。県庁(けんちょう)があるのは新潟市です。新潟県を知るキーワードは、この三つ。「トキ」、「豪雪(ごうせつ)」、「信濃川(しなのがわ)」。佐渡島(さどがしま)にある「佐渡トキ保護(ほご)センター」では、トキを育てています。昔、トキは全国で見ることができる鳥でした。しかし自然環境(しぜんかんきょう)が悪くなるなどして、すがたを消してしまいました。センターでは中国からおくられたトキをふやし、自然に帰そうとしています。

scene02 「豪雪」、「信濃川」
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新潟県は、ひと冬で4m近くも雪がつもる豪雪地帯(ごうせつちたい)です。雪にうもれてしまいそうな屋根の雪下ろしは、地域(ちいき)の人たちが力を合わせて行っています。信濃川の長さは367km。日本でいちばん長い川です。夏になると、川ではアユ漁(りょう)が行われ、人々に川のめぐみをあたえてくれます。もう一つの夏の楽しみが、花火大会。信濃川は、新潟県の人々のくらしに深くかかわっています。そして、新潟県でいちばん有名なものといえば「お米」です。お米はどうやって作るのか、調べてみましょう。

scene03 イネを田んぼに植える
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みえるくんがやってきたのは、田んぼのあぜです。目の前の田んぼでは、大きな機械(きかい)が何か草のようなものを次々に植えています。何をやっているのか聞くと、「田植えだよ」という答えでした。お米を発芽(はつが)させたイネを、田植え、つまり田んぼに植えると、4か月後には、みんなが食べるお米ができるのです。ここは十日町(とおかまち)市。お米作りで有名なところです。ここでは、「魚沼(うおぬま)産(さん)コシヒカリ」というおいしいお米を作っています。

scene04 田植えをしてから4か月
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水品(みずしな)さんは、十日町市でコシヒカリを作る農家です。田植え機(き)に乗って、なえを植えていきます。なえは大きくなるので、植えるときに30cmほどあいだをあけます。6月、イネが30cmくらい成長(せいちょう)したら、水をぬいて田んぼをかわかします。こうすることで、根がじょうぶに育つそうです。8月になると稲穂(いなほ)が出てきます。稲穂の先の白い部分が、お米の花です。9月、お米が実りました。いよいよ収穫(しゅうかく)です。田植えをしてから4か月かかって、ようやくお米がとれるのです。

scene05 雪とお米のかかわり
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水品さんの田んぼでとれたお米で作ったおにぎりをいただいたみえるくん、そのおいしさにびっくり。でも、どうして新潟県ではお米をたくさん作っているのでしょう。「それは、冬に雪がたくさんふって、春に雪どけ水がたくさん集まってくるからなんだ」(水品さん)。春、山の雪がとけると、水が川にいっぱい流れていきます。その豊富(ほうふ)な水が米作りに役立ちます。栄養(えいよう)をふくんだ土もいっしょに運ばれるので、いいお米ができるのです。新潟県の地形や気候(きこう)が、お米作りにてきしているんですね。

scene06 お米から日本酒
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新潟県では、お米を使っていろいろなものを作っています。たとえば日本酒。日本酒は、お米を原料(げんりょう)にして作られています。まず、むしたお米の上に、こうじ菌(きん)という菌をまぶします。そして二日ほどたつと、「こうじ」というものができます。次に、たるの中で、こうじとお米、そして水と酵母(こうぼ)をくわえてよくかきまぜると…、アルコールができます。二十日ほどたってしぼると、日本酒のできあがりです。そのほか、おせんべいもお米からできています。次はそれを調べましょう。

scene07 お米の粉からおせんべい
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みえるくんがたずねたのは、おせんべいを作る工場です。小山(こやま)さんは、おせんべい作りの責任(せきにん)者です。さっそく工場の中を見せてもらいました。おせんべいは、お米を粉(こな)にした「米粉(こめこ)」を使って作られます。まず米粉をむして、こねると、おもちのような生地(きじ)ができます。この日見せてもらったのは、青のり入りのおせんべい。生地をローラーでうすくのばします。型(かた)をぬいたら、生地を乾燥(かんそう)させます。

scene08 生地の水分を一定にすること
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おせんべい作りで大切なのは、生地(きじ)の水分を一定にすること。乾燥(かんそう)させた生地をくだいて検査(けんさ)します。水分が一定でないと、ふくらまなかったりこげたりしてしまいます。生地は、20mもあるオーブンの中を移動(いどう)しながらやかれていきます。そして、最後(さいご)に味つけ。かごの中で、おしょう油などの味をつけます。お米を加工(かこう)して作るおせんべいは、新潟県を代表する特産品(とくさんひん)なのです。

scene09 お米から作られる特産品
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米粉(こめこ)は、おせんべいのほかにも利用(りよう)されています。たとえば、米粉で作るアンパン。パンは、本当は小麦の粉(こな)で作りますが、今はお米の粉の質(しつ)がとてもよくなったので、お米からもパンができるようになったのです。米粉は、パスタやピザ、お菓子(かし)にも使われます。新潟県では、お米からいろいろな特産品(とくさんひん)が作られているのです。

scene10 チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! サイの親子のような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.「こんぴらさん」と親しまれる神社が有名。ヒント2.雨が少ないので、ため池がたくさんある。ヒント3.名物は、うどん。答えは…、香川(かがわ)県でした。香川県は、四国地方にあります。

scene11 郷土の料理「さぬきうどん」
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香川県を代表する郷土料理(きょうどりょうり)が「さぬきうどん」です。香川県の人は、三日に一度はうどんを食べるほどのうどんずき。ところで、なぜうどんがさかんに食べられるようになったのでしょう。答えは、原料(げんりょう)の小麦の粉(こな)にあります。小麦は、昔から香川県で作られてきました。雨が少なくても育つ作物だったからです。うどんは、雨が少ないという香川県の気候(きこう)が生み出した郷土料理なのです。

見えるぞ!ニッポン
新潟県~米~
日本一の米どころ・新潟県。田植えから収穫まで、田んぼで米ができる様子を見てみる。また酒やせんべい、あんパンなど、米からつくられる特産品を紹介する。
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