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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene01 日本一大きな湖「琵琶湖」
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今日のテーマは、滋賀(しが)県。滋賀県は近畿(きんき)地方にあり、人口はおよそ141万。県庁(けんちょう)があるのは大津(おおつ)市です。滋賀県を知るキーワードは、この三つ。「琵琶湖(びわこ)」、「近江牛(おうみぎゅう)」、「信楽焼(しがらきやき)」です。琵琶湖は日本一大きな湖。滋賀県の面積(めんせき)のおよそ6分の1をしめます。その水は近畿地方の「水がめ」として1400万人に使われています。琵琶湖にある沖島(おきしま)。島の人口はおよそ400。日本で、湖に人が住んでいるのは沖島だけです。

scene02 「近江牛」、「信楽焼」
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滋賀県の特産(とくさん)、近江牛。「近江」というのは、滋賀県の昔の地名。古くから牛を育ててきました。近江牛は、脂(あぶら)がとけやすく、あまみのある味が特徴(とくちょう)。おいしい牛肉として人気があります。そして滋賀県の伝統工芸(でんとうこうげい)、信楽焼。よい土がたくさんとれるので、焼き物作りがさかんです。信楽焼で有名なのは、タヌキの置物(おきもの)。商売の縁起物(えんぎもの)として全国で人気があります。滋賀県のことをもっと知るために、琵琶湖について調べましょう。

scene03 湖の中につきささっているぼうは?
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みえるくんがやってきた琵琶湖。見ると、湖の中にぼうがいっぱいつきささっています。何でしょう。琵琶湖で30年、魚をとっている漁師(りょうし)の戸田さんに、近くへつれていってもらうことにしました。戸田さんと待ち合わせたのは朝4時。なかまの漁師二人がいっしょです。船に乗って10分。ぼうの近くにやってきました。戸田さんたちが何か引っぱり上げています。あみです。ぼうにむすびつけて、水の中にしかけてあるのです。あみには、アユやワカサギ、モロコなどいろいろな魚が入っていました。

scene04 1500年前からつたわる「えり漁」
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ぼうのところで魚がたくさんとれるひみつは、「えり」とよばれるしかけにあります。えりは、上から見ると矢じるしのような形になっていて、ぼうのあいだにはあみがはってあります。障害物(しょうがいぶつ)にぶつかると沖(おき)のほうににげる魚の習性(しゅうせい)を利用(りよう)して、あみの中へさそいこんでいるのです。1500年前から琵琶湖につたわる「えり漁(りょう)」には、かぎりある琵琶湖のめぐみを上手に利用していく知恵(ちえ)がつまっています。

scene05 昔からの知恵
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滋賀県の人たちは、琵琶湖の魚を昔から独特(どくとく)の方法(ほうほう)で食べてきました。アユの佃煮(つくだに)、そして、ふなずしです。ふなずしは、みんなが知っているおすしとは少しちがって、フナを塩(しお)とお米でつけこんだものです。1~2年たっても食べられます。佃煮もふなずしも、魚を長持ちさせる、昔からの知恵(ちえ)なのです。琵琶湖はおいしい食べ物がたくさんとれるゆたかな湖です。しかし今、琵琶湖にはいろいろな問題が起きています。

scene06 貴重な魚がへってしまった
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400万年以上も前にできたといわれる琵琶湖。ここにしかいない貴重(きちょう)な魚がすんでいます。たとえば、湖の深いところにすむニゴロブナや、コイの仲間のホンモロコ。どちらも琵琶湖にしかいないめずらしい魚です。しかし今、琵琶湖のこうした貴重な魚が年々へってきています。その原因(げんいん)が、ブルーギル、そしてブラックバス。どちらもアメリカから来た魚で、「外来魚(がいらいぎょ)」とよばれています。これらの魚が、フナやモロコをたくさん食べてしまい、数がへってしまったのです。

scene07 外来魚をへらす取り組み
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そこで、外来魚をとるためにあみをしかけ、外来魚の数をへらす取り組みが行われています。広くこの問題を知ってもらおうと、外来魚をつかまえるイベントも開いています。こうした努力(どりょく)によって、3000トンいた外来魚はこの数年間で半分にまでへりました。ほかにも琵琶湖にはさまざまな問題が起きています。水中のプランクトンが大量(たいりょう)に発生することで起こる「赤潮(あかしお)」。原因(げんいん)は家庭や工場からでる排水(はいすい)です。赤潮でたくさんの魚が死にました。

scene08 「琵琶湖を守ろう!」
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こうしたなか、「琵琶湖を守ろう!」と、多くの人々が立ち上がりました。この日みえるくんが参加(さんか)したのは、琵琶湖の環境(かんきょう)を守る活動。メンバーは地元の人たちです。滋賀県には琵琶湖を守るこうしたグループが200以上もあります。この日落ちていたのはカンやびん、ペットボトルなど。1時間で45kgも集まりました。大切な琵琶湖を守ろうと、さまざまな努力(どりょく)をつづけている滋賀県の人たち。今、琵琶湖は少しずつ自然(しぜん)のすがたを取りもどしています。

scene09 チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! しいたけのような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.温泉(おんせん)がわきだす量(りょう)、日本一。ヒント2.特産(とくさん)は、「かぼす」というくだもの。ヒント3.焼酎(しょうちゅう)というお酒が有名。答えは…、大分(おおいた)県でした。大分県は、九州の東部にあります。

scene10 日本有数のしいたけの産地
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大分県は日本で有数のしいたけの産地(さんち)。肉あつでかおりがよいのが特徴(とくちょう)です。しいたけは、くぬぎの木を使って育てます。しいたけの菌(きん)が入った「駒(こま)」とよばれるものをくぬぎに打ちこむと、菌が木の中に広がっていきます。くぬぎから栄養(えいよう)をもらって、しいたけは2週間ほどで成長(せいちょう)します。その間、雨にぬれると色が悪くなってしまうので、シートをかぶせます。晴れの日は、ほどよく太陽の光を当てます。こうして、おいしいしいたけを作ることができるのです。

見えるぞ!ニッポン
滋賀県~琵琶湖~
外来魚の影響や湖岸の埋め立てによりニゴロブナやモロコ、葦などの自然の恵みが激減した琵琶湖。しかし近年地元の農家の努力により徐々に数が増えつつある。

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